高齢出産

高齢妊娠…ダウン症検査を受けるべきか、検査リスクは?

ダウン症は35歳以上の高齢出産で発症リスクが高まると言われています。医師から羊水検査を勧められたが、検査方法やリスクに不安を感じるママに対し、お医者さんや看護師さんはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「ダウン症の検査方法について」

第2子妊娠15週目です。40歳でダウン症の発生率が高いことから、医師から精度の高い羊水検査を勧められました。しかし、羊水検査にも低いながら流産のリスクがあること、超音波検査や血清マーカー検査でもそれなりに高い精度であることを知りました。もし血清マーカー検査ののち、羊水検査を受けることになると、羊水検査の結果を待つ間に選択肢がなくなってしまう可能性はありますか。検査を受けること自体にも迷いがあります。(40代・女性)

まずは血液検査、異常があれば羊水検査で確定診断する

ダウン症の検査は、まず血液検査を行い、異常があった場合に羊水検査で確定診断をするのが一般的。ただし質問者の場合、羊水検査ができるぎりぎりの時期なので、血液検査からではなく、最初から羊水検査を受けた方がよいでしょう。

羊水検査は妊娠15週目頃からでき、ダウン症などの染色体異常を調べる検査です。いきなり羊水検査をするのではなく、血液検査で染色体異常の疑いがあった場合、確定診断として行われるのが一般的です。確定診断といっても、ダウン症の確定診断ではなく、可能性があるということで、羊水検査で陽性でも健康な赤ちゃんが生まれたケースもありますし、逆に陰性だったのにハンディを持った赤ちゃんが生まれたケースもあります。(産科医師)
確かに採血結果でもある程度の精度は見込めます。しかし、採血結果で問題ないとされるケースでも、実は検査で検出できない場合が存在します。仮に採血結果で疑われた場合に羊水検査となると、十分な時間はないに等しいといえるでしょう。そういった意味では、血液検査、羊水検査というプロセスをたどるよりは、始めから羊水検査をしたほうがよいといえます。(循環器内科看護師)

検査による流産のリスクや、陽性の場合の選択を夫婦で話し合って

羊水検査には、わずかながら流産のリスクがあります。検査の危険性、陽性だった場合の選択も含めて、夫婦で検討してください。

羊水検査をして流産する割合は約0.3%なので、決して高くはありません。しかし医療者、特に医師はリスクを十分説明し、納得してもらった上で検査をしなければならないため、リスクが高いように捉えられるのかもしれません。(循環器内科看護師)
羊水検査では流産のリスクがあるため、検査を行うにあたっては慎重に検討しなければなりません。さらに検査で陽性だった場合、堕胎を選択するにあたっても、道徳的な問題ですので夫婦でよく話し合ってください。(産科医師)

ダウン症の検査は、まず血液検査で異常があった場合に、羊水検査で確定診断をするのが一般的ですが、質問者の場合は羊水検査ができるぎりぎりの時期のようです。検査によるリスクや陽性の場合の選択も含め、夫婦でよく話し合って検討してください。


2016/07/26

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