妊娠超初期と出血 

2016/07/19

生理?妊娠超初期症状?生理予定日付近に起こる出血の正体

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生理?妊娠超初期症状?生理予定日付近に起こる出血の正体

まだ妊娠検査薬が使用できる前までの時期である「妊娠超初期」。この時期になると、ほんの少しの体調の変化にも敏感になってしまうという人も多いのでは?今回は、妊娠超初期症状の一つでもある生理予定日付近の出血について、その原因や生理との違いを解説します。

妊娠超初期症状の一つ、着床出血って?

生理予定日付近に出血が起こると、生理がきたのかと思う方が多いと思います。しかし、正常に妊娠をしていても出血が起こることがあります。それが着床出血です。着床出血とは、受精卵が子宮に着床し胎盤を作り始める過程で、血管が子宮内膜の絨毛膜に入り込む際に子宮内膜が少量溶けることで起こる出血です。これは、受精卵がこれから育っていくために起こる生理現象の一つであり、危険な出血ではないので安心して下さい。

この現象は全ての人に見られるわけではありません。着床出血が見られる妊婦さんは全体の約2%と言われています。そのため、もし着床出血がなくても妊娠しているということはよくあります。

着床出血と生理の出血との違い

着床出血が見られる時期は排卵後1~2週間後であり、生理予定日に近くなっています。では、この頃に出血があった場合、それが着床出血なのか生理がきたのかはどのように見分ければよいのでしょうか。

一つ目の特徴は出血の量です。生理のときはかなりの量の出血がありますが、着床出血の場合は基本的に量は少なく、おりものに血が混ざった程度のものがほとんどです。ただし、これには個人差があり、まれに生理と同じくらいの量の出血があったけれど妊娠していたということもあります。

二つ目の特徴は血の色です。これにも個人差がありますが、よく見られるのはおりものにピンク色や薄茶色が混ざったような色のものです。中にはおりものにドロドロとした血が混じったようなものだったり生理の時と同じような鮮やかな赤色だったりすることもあります。

三つ目の特徴は出血が続く期間です。普通、生理は5日~1週間程度出血が続きますが、着床出血はほとんどの場合何日も続くことはなく1~2日で終わります。ただし、元々生理が短期間の人はこれで見分けるのは難しいかもしれません。また、着床出血も人によっては1週間続いたという例もあります。

四つ目の特徴は基礎体温の変化です。普通、排卵日あたりで高温期になった体温は生理が来たら下がって低温期に入ります。そのため、もし出血が起こっても体温が高温期を維持していたらそれは着床出血である可能性が高まります。普段から基礎体温をつけているという人はこれで着床出血か生理かを見分けられるのではないでしょうか。

着床出血と生理以外の可能性は?

ここで、生理予定日付近の出血は必ずしも着床出血か生理かのどちらかというわけではありません。その他の可能性の一つとして、子宮外妊娠があります。子宮外妊娠の場合は、出血が数日断続的に続き、その後に腹痛を伴うこともあります。症状は着床出血よりどちらかといえば生理と似ていますが、生理とは違って基礎体温は高温期が維持されます。

生理予定日付近の出血が着床出血か生理か、それとも子宮外妊娠によるものなのかを自分で確実に見分けることは非常に難しいものです。もし、ひどい腹痛を伴ったり異常を感じたら早めに産婦人科を受診するようにしましょう。


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