妊娠初期の出血 

妊娠初期に出血が起きる原因。危険なものを見極めよう

妊娠初期は身体にさまざまな変化が見られることから、出血を伴うことがあるといわれています。しかし、場合によっては赤ちゃんの危険を知らせてくれることもあるため注意が必要です。今回は妊娠初期に出血が起きる原因について解説します。

さまざまな妊娠初期の出血の原因

妊娠初期に見られる出血の原因として、考えらえるのは着床出血、絨毛膜下血腫、子宮頸管ポリープや子宮頸部びらんなどが挙げられます。これらが原因になっている場合は、特に心配はなく、安静にして様子を見てください。

着床時に発生する着床出血は、生理予定日頃に少量の出血がみられることを指します。しかしこれには個人差があり、症状が現れたとしてもごくわずかな出血で気付かない人も多いそうです。

絨毛膜下血腫は胎盤を作るときに子宮内膜の血管が切れ、絨毛膜に血液が溜まることで出血が起きます。絨毛膜下血腫は切迫流産の一種ですが、赤ちゃんが育っていれば妊娠の継続は可能です。腹痛などの痛みを伴わない場合は、安静にすることで症状が治まるといわれています。

子宮頸管ポリープは子宮頚部に発生する腫瘍ですが、そのほとんどが良性です。これらは妊娠に関わらず出血することがあります。

何らかのトラブルによって発生する出血

妊娠初期に見られる出血は流産や子宮外妊娠、胞状奇胎(ほうじょうきたい)などが原因になっている可能性があります。

妊娠初期の流産は胎児の染色体異常が原因になっている場合が多く、防ぐことは難しいと考えらえています。しかし、早めに発見することで妊娠を継続できる場合もあります。

子宮外妊娠は子宮以外の場所に着床することをいい、卵管に着床することが多いようです。卵管で出血があり、このときの血がお腹に溜まることで腹痛を感じることがあります。放っておくと赤ちゃんだけでなく母体の命にもかかわるので、早期発見が大切です。

胞状奇胎は500人に1人の割合で発症する病気です。胎盤を作る絨毛が、最終的には赤ちゃんを吸収してしまいます。自覚症状はほとんどありませんが、つわりが重い場合が多く、少量の出血が続くこともあります。

自分だけで判断せず、医師に相談しよう

このように、一言で出血といっても妊娠初期に起きる出血にはさまざまな原因が考えられます。妊娠初期に関わらず、出血が見られた場合は自己判断で解決せずに、病院を受診しましょう。


2016/07/19

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