妊娠初期の出血 

2016/07/19

ピンク色のおりものは?妊娠初期の出血と流産のリスク

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ピンク色のおりものは?妊娠初期の出血と流産のリスク

妊娠初期の出血はよく見られる症状ですが、切迫流産の可能性もあるため気をつける必要があります。ここでは、ピンク色のおりものをはじめとする妊娠初期の出血について、危険度の高低に分けて紹介していきます。

妊娠初期の出血で緊急性が低いケース

妊娠初期(妊娠1ヶ月〜4ヶ月)はつわりに悩まされる人が多いですが、この時期は出血にも気をつける必要があります。妊娠すると子宮の出口がデリケートになるためちょっとした刺激で出血しやすく、特に妊娠初期は正常妊娠でも約25%の妊婦さんに出血が見られます。妊娠初期に見られる出血にはいくつかのパターンがあり、危険度のレベルも異なります。

あまり心配のない出血としては、「月経様出血」が挙げられます。これは妊娠に伴って月経予定日頃に少量の出血が数日続くもので、ホルモンバランスの変化による一時的な症状です。妊娠の継続には影響ありませんので、過度に気にする必要はありません。

また、以下のような出血も緊急性は低いと考えられています。

・少量の血が混じってピンク色のおりものが分泌される
・茶色っぽい出血が見られる
・おりものシートに直径数センチの血が付着する

これらは軽度の出血ではありますが、念のため運動や重いものを持つのは避けて自宅で安静に過ごしましょう。

切迫流産のリスクが高い妊娠初期の出血

妊娠初期の出血は、子宮内に形成された胎嚢が発育するタイミングで現れやすくなります。上記のように特に心配のないケースが多いものの、中には切迫流産の前兆として出血が見られることもあります。

「ティッシュにピンク色のおりものが少量付着する」「下着が赤く染まる」など出血の程度だけで切迫流産の有無を判断するのは難しいものの、出血量が多かったり血のかたまりがくり返し排泄される場合は切迫流産のリスクがあるため早急に病院で診てもらいましょう。

病院では尿の妊娠反応の強さや超音波断層法などの検査がおこなわれ、赤ちゃんの発育状態が良好と判断されれば、安静に過ごすことで出血が止まるケースが多いです。絨毛膜下血腫の場合は入院を要します。
また、妊娠初期の出血への対処として、止血剤や子宮収縮抑制剤を投与する病院もありますが、基本的に妊娠初期の出血を止める特効薬や妊娠継続の可能性を高める特別な方法があるわけではありません。

まとめ

妊娠初期に性器から出血したりピンク色のおりものが排泄されると、流産ではないかと心配になりますが、月経様出血のように妊娠の継続に影響しないケースも多いので過度に気にする必要はありません。しかし、出血の程度だけで切迫流産のリスクの有無を判断できないので、気になる出血が続く場合は胎児の発育状態を病院で検査してもらいましょう。


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