使用期限

病院で処方されたお薬に「賞味期限」ってあるの?

病院に行くとお薬を処方されますが、お薬があまった場合、何カ月くらい保管可能なのでしょうか?医療・ヘルスケアの専門家に悩みを相談できる「なるカラ」にも、4歳になる子供の薬の賞味期限(有効期限)に悩むママから相談が寄せられていました。

ママからの相談:「梅雨から夏場にかけて処方されたお薬はどのくらいもつのでしょうか?」

処方薬があまったとき、とりあえず保管しておくママは多いのではないでしょうか。でも処方されたお薬っていつまで飲んで大丈夫なの?特に梅雨時のお薬は?そんな悩みをもつママからの相談に、医療やヘルスケアの専門家が回答するQ&Aサイト「なるカラ」で薬剤師さんや管理栄養士さんが答えてくれました。

4歳の子供のかかりつけ医(小児科)は風邪で受診すると、今の風邪が治ったあと、また次にひいたときのためにと多めに風邪薬を処方してくれます。有効期限はどのくらいか聞いたところ、半年はもちますと教えてくれました。それを聞いたのは冬だったのですが、ふと、「梅雨の湿度が高い時期はどうなんだろう」と気になりました。ダメになってしまった薬を風邪で弱った子供に飲ませることは避けたいです。梅雨から夏場にかけて処方された薬の有効期限を教えてください。薬は粉末状で、個装されたものです。

有効期限は保存状態のよしあしによって違ってくる

お薬のエキスパートである薬剤師さんから「きちんと防湿剤をいれた缶などに保存することをおすすめします」とアドバイスがありました。

1回分ずつに分包された粉薬の場合、お薬自体は約2〜3年の有効期限があります。でも、それは常温で湿度も管理された状態での期限です。お薬によっては、湿気や光が当たることにより成分が分解されて、有効成分が減ってしまうものもあります。(薬剤師)
薬を家で保管する場合は光を避け、防湿剤を入れた缶などにお薬を入れておくことをおすすめします。(薬剤師)
湿気のない保存状態で、夏場の湿気の多い時期を越えるまでお薬を飲まなかったのであれば、一旦すべて捨てることを考えてもよいでしょう。ただし、医師から半年と言われたのであればその期限は守ってください。(薬剤師)

症状が似ていても違うお薬が必要な場合があるので受診を心がけよう!

一口に「風邪」といっても原因は細菌だったりウイルスだったりいろいろです。「そのときの症状にあったお薬を処方してもらってください」と薬剤師さんは言っています。

同じような症状でも、前に処方されたお薬を飲まないほうがよい場合もあります。次に風邪をひいたときは前回のお薬を飲ませるのは最低限にし、早めに小児科を受診して、そのときの症状にあったお薬を処方してもらうことをおすすめします。(薬剤師)
「次に風邪をひいたときに」と先生がおっしゃったのは同じシーズン(1月の風邪のあとに2月にも風邪をひくなど)の場合のことではないでしょうか。原因菌が同じなら同じお薬で効きますが、1度目が細菌性、2度目がウイルス性などの場合、違うお薬が必要になります。(管理栄養士)

あまった処方薬はついつい紙袋にいれたままにしてしまいがちですが、きちんと防湿剤をいれた缶にしまっておけばそれなりに保管は可能だとわかりました。ただし、似たような症状でも違うお薬が必要な場合があることもしっかり覚えておきましょう。


2014/07/24

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