病院選び・救急車

2016/08/03

1歳の娘。夜間の喘息の重責発作、救急車を呼ぶタイミングは?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

1歳の娘。夜間の喘息の重責発作、救急車を呼ぶタイミングは?

子供の喘息発作は、夜間に急に悪化することがあります。吸入などの応急処置をしても咳が止まらず苦しそうな呼吸が続く場合には、重責発作(重い喘息発作)が心配です。慌てずに対処するためのポイントを専門家に伺いました。

ママが抱える不安:「夜間の喘息発作、どのタイミングで救急車を呼ぶべきでしょうか?」

娘は喘息もちです。体調が悪い時や季節の変わり目に発作を起こすことがよくあるのですが、中程度の発作だと夜間は吸入を使用しながら、翌朝に受診することもあります。まだ重積発作を起こしたことはないのですが、もしも起こしたときは、すぐ救急車を呼んで間に合うものなのでしょうか?それとも早めに呼ぶ、もしくは夜間救急に駆け込んだ方がいいでしょうか?いざというときのタイミングが分からないので不安です。(40代・女性)

顔色が青白い、手足が冷たい、呼吸がおかしい時にはすぐに救急車を!

救急車を呼ぶかどうかを見分けるポイントは、顔色と呼吸をよく観察して、ママがいち早く異常に気付いてあげることが大切です。手遅れにならないために、喘息発作が起きたら、子どものそばを離れないようにしましょう。

喘息の重積発作は、適切な処置を行わないと、痰が詰まって息ができなくなり、窒息死する恐れがあります。救急車を呼ぶ目安は、顔色や爪の色が白〜青紫色をしている、手足が冷たい、ぜーぜーとした音が聞こえないか小さい、咳や痰を伴う、息を吸うたびに胸がへこむ、横になれない、薬の効果が見られない、意識がぼんやりしているなどの症状です。これらの症状が見られたら、救急車を呼ぶか至急救急外来を受診して下さい。(内科看護師)
医療機関でもらった内服薬や吸入薬で様子をみても症状が改善されず、さらに苦しそうな呼吸をしたりひどく咳き込んだりうずくまったりするようでしたら、病院に連れていった方がいいでしょう。意識が遠のいていく、爪や皮膚の色が紫になるようでしたら、救急車を呼んでください。(呼吸器科医師)

かかりつけ医との連携が大切。迷ったときは、電話で相談を!

普段から、喘息発作を予防するための治療をきちんと行い、かかりつけ医と緊急時の対応を事前によく話し合っておきましょう。また、いざというときのために電話相談を利用できるよう、調べておきましょう。

喘息の治療を気管支拡張薬だけに頼っていると、症状が進行して重積発作を起こしやすくなります。気管支喘息の治療をきちんと行っていれば大発作につながる確率は低いと言われています。喘息は適切な治療をすれば治る病気ですので、症状がない時でも指示された薬をきちんと飲みましょう。(内科看護師)
早く発作を治めたいけど、病院に行く程度のものか、判断に困ることがあると思います。頻回に発作を起こすようでしたら、かかり付けの病院に夜間でも連絡がとれるようにした方がいいでしょう。判断に困る場合は#8000(小児救急電話相談事業所)に電話してください。お住まいの地域の事業所につながり、小児科医や看護師がアドバイスしてくれます。地域によって事業時間が異なりますから、ホームページで事前に調べてください。(呼吸器科医師)

もしも夜間に、喘息の重責発作が起きたら、お子さんの命を守るのはそばにいる大人です。緊急時にも落ち着いて適切な行動がとれるように、普段からよく準備をしておきたいですね。


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