痙攣(けいれん)

2016/08/03

1歳の子どもが熱性けいれんを起こしたらすぐ救急車を呼ぶべき?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

1歳の子どもが熱性けいれんを起こしたらすぐ救急車を呼ぶべき?

熱性けいれんは、高熱が出たときに起こることがあり、生後6か月~6歳までの小児の約5-10%が経験するそうです。子供が急にけいれん発作を起こした場合、どのように対応すればいいのでしょうか。専門家の意見を聞いてみました。

ママからの相談:「子どもがはじめて熱性けいれんを起こしたら…適切な対処法とは?」

熱性けいれんをはじめて起こした時は救急車を呼んだ方がいいのでしょうか?育児書を見ていると熱の上がりかけにけいれんを起こしやすいと書いてありますが、熱性けいれんだと自分で予測できた場合どうしたらいいのでしょうか?他のけいれんの可能性もあるので、救急車を呼ぶべきでしょうか?または自分で夜間救急に行くべきか?実際に起こったらどうしたらいいのか不安です。(40代・女性)

救急車を呼ぶ前にママがやるべきこと

まず救急車を呼びたくなるのが心理かも知れませんが、救急車を呼ぶ前にやっておくべきことがあります。けいれんの時間を測ることや誤飲に注意することが必要です。

熱性痙攣のほとんどは5分以内に自然におさまります。熱性痙攣が起きた時は始まった時と終わった時の時間を計るようにします。痙攣が起こっているときは叩いたり大声で呼びかけたりせず、静かに様子を観察します。吐き気を伴う時は、誤飲しないように顔を横に向けて喉に物が詰まらないようにします。痙攣後は眠ってしまうこともありますが、意識を確認する意味で呼びかけに反応するか状態を観察して下さい。(看護師)
痙攣を起こしたら、慌てず、お子さんの服をゆるめ、首の下にタオルなどを入れて気道を確保し、周りの危物を取り除いて、しばらく様子をみてください。揺さぶったり、顔を叩いたりすると、さらに痙攣を誘発します。吐物がある場合は、顔を横向きにし、口の中の吐物を除去してください。痙攣が治まると、深く寝ることがありますが、自分で手足を動かしたり、呼吸をしていれば心配ないでしょう。できるだけ安静にさせてください。(呼吸器科医師)

救急車を呼ぶ目安は、けいれんの長さと子どもの様子で判断します

救急車を呼ぶかどうかの判断は、けいれんの時間の長さや子どもに意識障害が起きている可能性が考えられる場合です。判断が付かない時には、電話相談を利用しましょう。

救急車を要請する目安は、痙攣が10分以上続く、繰り返して痙攣を起こす、痙攣が落ち着いても呼びかけに反応しないなどの時です。熱性痙攣は良性の痙攣ですので後遺症を残すことはありませんが、初めて痙攣を起こしたときは小児科を受診するようにして下さい。(内科看護師)
痙攣が5分以上続く、また一旦治まっても、すぐに次の痙攣を起こすようでしたら、夜間の救急病院に連絡するか、救急車を呼んでください。(呼吸器科医師)
熱性痙攣はほとんどが数分以内に改善されます。そのため、救急車を呼んで、到着した際には痙攣が治まり、救急隊員に叱られたお母さんもいらっしゃいます。判断に困るようでしたら、#8000に電話すると、お住まいの地域の、小児救急電話相談事業所につながり、小児科医や看護師がアドバイスしてくれます。(医師)

子どもがはじめて熱性けいれんを起こした場合、気が動転してしまうでしょう。落ち着いて対処し、発作がおさまったら、早めに医療機関を受診したほうがよいでしょう。


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