誤飲

2016/08/04

2歳の息子が、一円玉を誤飲したかも…どう対応すればいい?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

2歳の息子が、一円玉を誤飲したかも…どう対応すればいい?

子どもがハイハイをする時期になると、誤飲の事故が増えてきます。誤飲事故の大半が2歳以下に集中しています。乳児が異物を誤飲した場合、どのような対応が適切でしょうか。専門家の方々にお聞きしました。

子どもの誤飲に関する相談:「1円玉を飲み込んで咳込んでいる場合、すぐに救急車を呼ぶべき?」

2歳の息子が、少し前まで一円玉をいじっていたのですが、ゴホゴホ咳込んでいるので一円玉を飲み込んでしまったのではないかと不安です。夜なので病院は開いていませんし、飲み込んだのか確実では無く、どうすればいいかすごく心配です。救急外来に電話したほうが良いのか、救急車を呼ぶべきか教えてください。(20代・女性)

子どもが苦しがっている時は、すぐに救急車を呼ぶ!

誤飲をしたときは、心配ですぐに救急車を呼びたくなりますが、子どもの様子によって、救急車が必要かどうかを判断します。

気管や食道などに詰まって苦しがっていれば、救急車を要請しても良いと思いますが、1円玉が食道を通過して胃まで到達すれば自然に排泄されることがあります。食道上部や咽頭に引っかかると気道閉塞などの原因になります。1円玉は他の効果と比べると安全ですが、レントゲンには写りにくいです。(看護師)
呼吸ができない状況でしたら、すぐに救急車を呼んでください。しかし、呼吸ができていれば慌てる必要はありません。お子さんが咳込んで、吐き出すのを待ってください。胃の中に入ったものは自然に排泄されるのを待つか、念のためレントゲンを撮ってもらうといいでしょう。(医師)

救急車が来るまで、やるべき応急措置とやってはいけないこと

救急車が来るまで、誤飲したものを吐き出すための応急処置をすることが重要です。しかし、処置を誤ると逆効果になることがあります。

救急車がくるまで、お子さんの頭を下にして(くの字に腰を曲げた状態または、逆さにして)背中を叩いて、飲み込んだものを吐き出させてください。水を飲ませたり、頭を上にした状態で背中を叩くと、異物がさらに奥に入り込み、出すことが困難になります。(医師)
タバコやボタン電池、毒性のある化学薬品などを誤飲した場合、状態によっては救急車を呼びます。日本中毒情報センターでは化学物資やビー玉などの異物誤飲などの対処法について相談にのってくれます。(看護師)
夜間や休日など、かかりつけの病院に連絡できないときは、小児救急電話相談事業といって、#8000に電話すると、最寄りの小児科医や看護師に相談することができます。(医師)

子どもの周りに危険なものを置かないようにする

普段から誤飲しやすいものは子どもの手の届くところに置かないようにして、事故を予防することも大切です。

子どもの口は小さいですが、乳幼児の口は最大約40mmのものまで口の中に入ります。(看護師)
小さい子どもは何でも口に入れるので、特にペットボトルのふた、ピーナッツなどの豆類、ネジやお母さんのアクセサリーなど、口にしやすいものはお子さんの手の届かない所に置くようにしてください。また、飴玉も喉にひっかかりやすいので、小さいうちはキャラメルのように溶けやすいものがいいでしょう。(医師)

誤飲は命に関わることもある事故です。万が一の時は、子どもの様子を良く観察して緊急性を判断しましょう。緊急性がない場合にも、念のため、医療機関を受診したほうがいいかもしれません。


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