タンパク尿

妊娠時の蛋白尿予防に気をつけたい3つのポイント

腎臓に負担が掛かっている時に出るとみられる蛋白尿(たんぱくにょう)。妊娠中にでた場合はどうすればいいのか、相談者さんの質問に看護師さん達が答えています。

20代女性からの質問:「蛋白尿が心配。何に注意すればよいですか」

妊娠初期から、健診の度に蛋白尿の反応が出ています。しかも週数が上がるにつれて、蛋白尿の値も増えています。お腹の赤ちゃんの分も負担が腎臓にかかっているのかと思うのですが、日に日に増えるので、心配になってきました。蛋白尿を防ぐために、日常生活で注意することはあるのでしょうか?食生活などもできれば改善したいので、具体的なアドバイスをお願いします。(20代・女性)

タンパク質の摂りすぎに注意

最近多いという妊娠時糖尿病や、妊娠中毒症の可能性も考えられるので、食生活の見直しが重要になってきます。

タンパク質は身体を作るために赤ちゃんにもお母さんにも必要で、積極的に摂ってほしい栄養素です。しかし蛋白尿がでているのであれば妊娠中毒症の可能性があり、タンパク質の摂取がよいとは言えません。タンパク質を含む卵、豆類、肉類、牛乳や乳製品などの食品を控え、薄味で野菜を多く摂るようにしましょう。(産科・婦人科看護師)
最近多い妊娠時糖尿病は、糖尿病とは知らずに妊娠して糖尿病を悪化させた人や、妊娠による食生活の変化と急激な体重増で糖尿病にかかる事を指し、その結果蛋白尿も増えてきます。また、妊娠中に蛋白尿が増える原因として、生活リズムの変化やちょっとしたストレスも考えられます。まずは食生活を見直し、規則正しい生活リズムで生活できるようにしていきましょう。(一般内科看護師)
悪阻が酷いからという理由でクッキーや間食を多めに摂り、カロリーの高い飲み物ばかりで、体重はたいして増えなくても糖尿病にかかる妊婦さんが最近増えています。この場合は間食も含めた食事内容の見直しが大事になります。(リハビリ科看護師)

蛋白尿になる原因と予防に大事な3つのこと

妊娠中にでるのは珍しくない蛋白尿でも、食事やストレスを減らすことで改善できるようです。

塩分や水分の摂りすぎは高血圧やむくみの原因になり、腎臓にも負担をかけますから、減塩と、水分は一日2000mlを目安にしてください。疲れやストレスも蛋白尿の原因になりますから、睡眠をとって、気分転換するようにしてください。(消化器科看護師)
妊娠中は血液量が増え、16~24週には普段の1.5倍まで増えます。血流量が増加すると腎臓に負担がかかり、腎臓のろ過機能が低下して蛋白尿が出やすくなります。尿路感染症やストレス、タンパク質の摂りすぎなどでも蛋白尿が出ることもあります。(一般内科看護師)

蛋白尿が出ないようにするために必要な3点は、

1.塩分を控え目に:
塩分の摂り過ぎは腎臓に負担をかけて蛋白尿が出やすくなります。
2.タンパク質を控える:
食事に含まれるタンパク質を控えましょう。良質のタンパク質を少量取るよう肉類は控えめに、代わりに大豆、枝豆や豆製品、魚類、卵や乳製品を摂りましょう。
3. リラックスできる環境を作る:
ストレスなどでも蛋白尿が出ることがありますので、マッサージやアロマなどを利用することでストレスを和らげる工夫を心掛けましょう。(一般内科看護師)

蛋白尿の数値を増やさない為にも、アドバイスにあった3つのポイントを日々実践してみてください。


2015/01/22

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