歯磨き

2016/08/06

4歳の息子に虫歯予防のシーラントは必要?効果は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

4歳の息子に虫歯予防のシーラントは必要?効果は?

虫歯予防に丁寧な歯磨きは欠かせませんが、その他にもフッ素塗布やシーラントといった予防法があります。子どもの虫歯予防について悩むママに対し、お医者さんや歯科衛生士さんはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「4歳の息子にシーラントは必要?」

現在4歳の息子にシーラントを検討しています。上の子が3歳の頃、歯科でシーラントを希望したところ必要ないと言われましたが、半年後に奥歯が虫歯になっていました。我が家では仕上げ磨きに時間をかけ、歯間ブラシまで使っています。また、シーラント希望の際に奥歯の溝が深いことも伝えていました。必要ないと言われたのに、それでも虫歯になってしまい腑に落ちません。やはりシーラントはした方がよいのでしょうか。(30代・女性)

シーラントは負担の少ない虫歯予防法、ただし高い技術が必要

シーラントは、奥歯の溝にプラスチックを埋め込み虫歯を予防する方法で、約6割の予防効果があると言われています。ただし、正しい術式で完璧な処置をしないと逆効果になることもあるので、医師によってはあまり積極的でない人もいます。

シーラントは、生えたての乳歯や永久歯の奥歯の溝にプラスチックを埋め込んで、溝からできる虫歯を予防するもので、奥歯以外にも前歯の裏に溝があれば行う場合もあります。一般的に、4~6歳から永久歯が生えそろう12歳くらいまでに行います。必ず行った方がよい訳ではありませんが、シーラントを行うと、約6割が虫歯予防効果があったという結果が出ています。注射をしたり歯を削ることはないため、子どもの負担も軽くて済みます。(産科医師)
シーラントは、正しい術式で施術できれば高い予防効果が期待できますが、いくつかの不安材料があり、医師によってはあまり積極的でないことがあります。例えば、レジンというプラスチック系の材料を流し込んで溝をふさぐ際、材料を付着させるために歯の表面を酸処理するため、もしレジン系シーラントが外れたり欠けた場合、かえって虫歯の原因になる可能性も。また処置する際に唾液や水が入らないことが大切ですが、唾液が多くじっとできない小さな子どもに完璧な処置をするには、かなりの技術が求められます。(歯科衛生士)

ママの判断を尊重して。施術は小児歯科専門医院がお勧め

ママがシーラントを行った方がよいと判断するのであれば、行った方がよいでしょう。もし医師が積極的でないなら、小児歯科専門医院で施術を受けることをお勧めします。

ママがシーラントを行った方がよいと判断するなら、行った方がよいでしょう。行うに当たっては医師が子どもの歯の状態を見て判断しますが、医師から必要ないと言われたら、上の子のエピソードを話してもよいでしょう。(産科医師)
医師が積極的でないのであれば、無理に頼まず、小児歯科専門の医院を探すのがお勧めです。ラバーダムという唾液止めシートを歯にかけて行うのが正しい術式で、これを省略しない医院は安心です。レジンでなく酸処理不要なグラスアイオノマーという素材を使う医院もあります。(歯科衛生士)

シーラントは、奥歯の溝にプラスチックを埋め込み虫歯を予防する方法で、約6割の効果があると言われていますが、高い技術が必要なので積極的でない医師も。ママがシーラントを行った方がよいと判断するなら、小児歯科専門医院で受けることも一案です。


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