虫歯・歯医者

2016/08/06

2歳の娘の白く濁った虫歯…治療開始のタイミングとその方法は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

2歳の娘の白く濁った虫歯…治療開始のタイミングとその方法は?

虫歯は黒ずむもの、というイメージが強いでしょう。しかし、歯の白い部分を虫歯と指摘され、いつ治療を開始したらよいかと悩むママに対し、お医者さんや歯科衛生士さんはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「虫歯治療の適期と方法は?」

次女が2歳の歯科検診で虫歯を指摘されました。かかりつけの歯科医に相談したところ、恐らく前歯の白く濁ったところを虫歯だと判断したのだろうと言われました。虫歯は茶色か黒ずんでいると思っていたので、驚きました。主治医からは様子を見ましょうと言われましたが、色が付いていないので虫歯の進行の度合いがわからず心配です。いっそのこと、削ってしまった方がよいのではないかとも思います。どのような治療がよいのでしょうか。(30代・女性)

エナメル質が白濁するのは虫歯の初期段階、様子見を

虫歯の初期段階では、エナメル質の表面が白濁します。初期なら、削らなくても適切な処置で健康な歯に戻る可能性があるので、様子を見てよいでしょう。

虫歯は、ごく初期の段階なら、エナメル質の表面が白濁するところから始まります。さらに進行すると、茶色や黒になったり穴が開いてきます。まだ穴が開いておらず白濁のみの段階だと、適切な処置により健康な歯に戻る可能性が十分にありますので、削る必要はないでしょう。(歯科衛生士)
エナメル質の白濁は、一見分かりにくいと思いますが、よく見ると一部分だけ他の部分より白くなっています。虫歯の治療は、削るのがてっとり早いと思いますが、子どもの虫歯には削らなくてもいいもの、削ることで歯にダメージを与える場合があります。また、嫌がる子どもを押さえつけてまで治療すると、ストレスやトラウマになります。今回はまだ初期の段階なので、様子を見るように言われたのだと思います。(産科医師)

虫歯の進行を遅らせるための3つのポイント

初期の虫歯の進行を遅らせるためには、①丁寧な歯磨き、②食生活の見直し、③フッ素塗布により再石灰化を促すことがポイントです。さらに定期的に受診し医師にチェックしてもらうと安心です。

白濁部分は、虫歯菌の出す酸によりエナメル質表面のカルシウムが抜けてしまっている状態です。虫歯の進行を遅らせるには、①歯みがきやフロスを丁寧にして、これ以上酸がつかないようにすること、②虫歯菌を増やす食生活を見直すこと、③フッ素を塗って、唾液中のカルシウムが歯の表面に吸着することによる修復(再石灰化)を促すことがポイント。さらに定期的に受診し、かかりつけ医にチェックしてもらうと安心です。(歯科衛生士)
子どもが自分で歯磨きしたあとは、必ずママが仕上げ磨きを行ってください。週に1回くらいでもよいので、歯間ブラシやデンタルフロスで歯の間の歯垢も取り除いてください。寝ている間に虫歯菌が繁殖しやすくなるので、特に寝る前の歯磨きはしっかり行ってください。寝る前にフッ素でうがいをするとより効果的ですが、まだ子どもが小さいので、フッ素の使用は医師に相談してください。(産科医師)

虫歯の初期段階ではエナメル質が白濁しますが、削らず様子を見てもよいようです。虫歯の進行を遅らせるためには、①丁寧な歯磨き、②食生活の見直し、③フッ素塗布による再石灰化がポイント。さらに定期的に受診し、医師にチェックしてもらうことも一案です。


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