歯磨き

2016/08/09

寝ている間に虫歯になっちゃう?夜間授乳の悩み

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

寝ている間に虫歯になっちゃう?夜間授乳の悩み

赤ちゃんのころなら当たり前の夜間授乳。せっかく眠ったのに起こして歯磨きするのは難しいですよね。虫歯を防いで一生使える強い歯を育ててあげるには、いったいどんなことに気をつけたらよいのでしょうか。

ママからの相談:「夜の授乳と虫歯の関係について」

1歳半検診で夜の授乳での虫歯に気をつけるよういわれました。授乳後にガーゼなどで歯を拭う方法を教わりましたが、そのまま寝てしまうこともあります。母乳はミルクに比べて糖分も少なく殺菌力があるので虫歯になりにくいとも聞きますが、夜間の授乳はやはり虫歯になりやすいのでしょうか。(30代・女性)

母乳なら虫歯になりにくい?

そもそも、母乳は虫歯になりにくいというのは、本当でしょうか。専門家の意見を聞いてみましょう。

母乳はミルクや他の飲料と違い、直接虫歯の原因になるリスクは少ないといわれています。(歯科衛生士)
確かに、母乳では虫歯になりにくいといわれていますが、授乳の仕方によります。母乳を飲んだ後そのまま寝てしまうと、母乳の乳糖が歯に付着して虫歯の原因になることがあります。(医師)

就寝中は虫歯になりやすい

ミルクに比べると母乳の方が虫歯になるリスクが低いというのは医療従事者の間でも定説のようですが、虫歯を防ぐポイントはほかにあるようです。デンタルケアのヒントと併せてうかがいました。

寝ている間は、天然の抗菌洗浄液である唾液が減るために虫歯菌が活発になります。口の中に虫歯菌がたくさんいる状態で寝る前や寝ながら母乳を飲むと、寝ている間に、特に上の前歯が虫歯になりやすい状態になってしまうのです。(歯科衛生士)
問題は母乳自体というより、口の中に虫歯菌がたくさんいるかどうかです。授乳後歯をぬぐうことができればベストです。もしもそれができなくても、食事のたびにきちんと口腔内をきれいにしておきましょう。特に寝る前は念入りにして、就寝前に口腔内の虫歯菌を減らしておくことが大切です。(歯科衛生士)
虫歯菌の量や種類には個人差があります。1歳を過ぎても授乳する場合は、一度、小児歯科で虫歯のなりやすさを検査しておくと安心です。(歯科衛生士)
医師によっては、食後の歯磨きをしっかり行っていれば、夜間の歯磨きは必要ないという方針の方もいます。寝る前にしっかり歯磨きを行っていれば、口の中の虫歯菌を減らすことになり、夜間の授乳でも虫歯になるリスクは下がるという考えです。(医師)
授乳の後は、なるべく濡れたガーゼや歯磨きシートで拭きとってあげることをおすすめしますが、難しいようでしたら寝る前の歯磨きを徹底的に行ってください。(医師)

大切なことは、口腔内の虫歯菌をなるべく少なく保ってあげること。たとえ毎回は無理だとしても、授乳のあとはなるべくきちんとお手入れしてあげましょう。


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