歯磨き

2016/08/09

子どもの身体に悪影響は?虫歯予防のフッ素塗布

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

子どもの身体に悪影響は?虫歯予防のフッ素塗布

子どもの虫歯予防対策としてよく知られていて、歯磨き粉にもよく含まれているフッ素。フッ素を塗布する虫歯予防とは、いったいどんなものなのでしょうか。また、身体に悪影響はないのでしょうか。

3歳のママからの相談:「フッ素での虫歯予防について」

息子は3歳児検診以来、フッ素塗布による虫歯予防をしていません。お友だちはみんな半年に一度は行っているそうなのですが、やはりフッ素予防をした方がよいのでしょうか。フッ素というとどうしても身体に悪いイメージがあるのですが、何歳くらいまで行う必要があるのでしょうか。(20代・女性)

フッ素塗布による虫歯予防とは

そもそも、フッ素を歯の表面に塗布することは、人間の歯にどんな利点があるのでしょうか。また、何歳ごろまで塗布するのがよいのでしょうか。

フッ素塗布のメリットは、歯の表面を虫歯菌の作る酸に対して強い物質に変える、虫歯になりかけたところの修復を促す、虫歯菌の活動を抑制することなどです。(歯科衛生士)
フッ素塗布による虫歯予防は、特に乳歯や生えたての永久歯に対しての効果が高く、虫歯予防を考える上では医師にすすめられることが多いでしょう。永久歯が生えそろう12歳ごろまで続けるのが望ましいとされています。(歯科衛生士)
家庭でフッ素入りの歯磨き粉を使用する場合は、吐きだしができる3歳頃からがいいといわれています。歯科でのフッ素の塗布は、いつまでということはなく、全年齢を通して大人になっても続けることが理想的です。(医師)

フッ素の毒性は心配ないの?

永久歯が生えそろうまで塗布する、全年齢を通して塗布すると、専門家の間でもさまざまな意見があるフッ素。その毒性についての意見もうかがってみました。

フッ素は適量では有益なのですが、高濃度のものを大量に摂取すると毒性があります。そのため、歯科医師や歯科衛生士は適量に関する知識と訓練を受けています。フッ素は緑茶や海藻などにも含まれており、普段から口にしている微量元素のひとつで、気にし過ぎなくてもよいという意見もあります。(歯科衛生士)
フッ素の使用をめぐっては、実は歯科医師の間でも賛否両論あります。どんな薬や療法もそうであるように、十分に情報を得たうえで、メリットかデメリットかをご両親が判断することが大切です。(歯科衛生士)
フッ素の使用には賛否両論あります。フッ素は虫歯の予防に効果的ですが、一方ではご心配なさっているように、環境汚染を引き起こす化学物質の一つともいわれる毒性の強いものです。使い方を間違うと命に関わります。歯科でのフッ素の使用に関しては、医師たちが慎重に取り扱っているはずですから心配ないでしょう。(医師)

知識をもった医療関係者による塗布であれば問題はなさそうですが、医療関係者の間でもフッ素使用については賛否両論あるとのこと。不安なら、一度担当の医師に相談してみたほうがよさそうです。


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