虫歯・歯医者

2016/08/10

上の子に虫歯が…下の子にも感染する?防ぐ方法は?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

上の子に虫歯が…下の子にも感染する?防ぐ方法は?

上の子の虫歯は下の子にも感染するのでしょうか。今回は2児のママからの相談です。上の子は下の子の面倒も見てくれるのですが、自分が口にしたものを下の子にも与えてしまうため、虫歯が感染しないか心配だといいます。専門家からはどのようなアドバイスが寄せられたでしょうか。

ママからの相談:「上の子の虫歯、下の子に移らないか心配です」

4歳の上の子に虫歯が見つかりました。歯医者をひどく嫌がるので、今は歯医者に慣れるため、定期的にフッ素と塗銀で通っています。下の子は歯が生えるのが遅く、1歳2か月でようやく奥歯が見えてきました。上の子は下の子によくご飯や果物をあげてくれるのですが、間接的とはいえ、虫歯がうつらないか心配です。歯磨きは夜寝る前にしていますが、まだ授乳もしており虫歯の心配が尽きません。(30代・女性)

虫歯菌を減らすことを心がけて。兄弟いっしょに歯磨きを

まずは虫歯菌を減らすことを心がけるとよいようです。下の子の歯磨きの際に、上の子もいっしょに歯磨きする習慣をつけましょう。

小さい子どもはよく歯医者を嫌がります。慣れさせるために定期的に受診するのはよいことです。虫歯の早期発見のためにも続けてください。(産科・婦人科医師)
普段から上の子の歯磨きをしっかりし、虫歯菌を極力減らしておくことと、下の子の寝る前の歯磨きをきちんと行なうよう尽力してください。母乳は、ミルクやほかの飲料と違い、母乳そのものではなく、虫歯菌が多くいるところに母乳が入り、眠ってしまうことが虫歯を引き起こすといわれます。ですから、先に虫歯菌をできるだけなくしておくことが大切です。(歯科衛生士)
虫歯は食べ物のカスに虫歯菌が付着してできます。食後は、上のお子さんも一緒に、歯磨きする習慣をつけましょう。寝る前の歯磨き後も授乳していれば、授乳の後は、濡れたガーゼや歯磨きシートで、特に上の前歯の裏をしっかり拭きとってください。(産科・婦人科医師)

上の子が口にしていないものを下の子に与えるようにして

上の子がせっかく下の子を可愛がっているのであれば、それをやめさせる必要はありません。下の子には上の子が口にしていないものを与えるようにしましょう。

口移しや一度口にしたものを他の人にあげると、確かに虫歯菌が移ることもあります。しかし上のお子さんの気持ちは有難いですし、下の子を可愛がる行為を無理に止めさせるのはかわいそうです。口にしていないものを、手で渡すようにしてもらってください。(産科・婦人科医師)
家族からの虫歯菌の感染を防ぐのはよいことですが、感染に気をつければ虫歯がゼロになるわけではありません。歯の質、唾液の量や質、食事やおやつの習慣、歯みがきの習慣など、さまざまな要素が関係します。(歯科衛生士)
上に兄弟がいる子どもは、早くから甘いお菓子を食べることのほうが問題です。この機会におやつの種類や時間を見直すことが、下の子の予防にもつながります。(歯科衛生士)

まずは虫歯菌を減らすよう心掛けるのがよいようですね。兄弟仲良くいっしょに歯磨きするようにし、おやつの時間や種類も見直しましょう。上の子が下の子のお世話をするときには、上の子が口にしていないものを渡すようにしてもらうことで、下の子への感染の機会を減らせます。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加