虫歯・歯医者

2016/08/12

子どもの虫歯菌の感染予防、いつまで気をつけるべき?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

子どもの虫歯菌の感染予防、いつまで気をつけるべき?

乳歯のうちから気をつけたい虫歯菌の感染ですが、何歳ごろまで注意するとよいのでしょうか。大人と皿を分けても、鍋料理など完全に分けるのが難しい場面も出てきます。虫歯の感染について専門家に聞いてみました。

ママからの相談:「虫歯の感染予防は何歳まで続けるべき?」

5歳の子どもに虫歯菌がうつらないよう、生まれてからずっと、大人が口をつけた物は口にしないよう気をつけていますが、何歳頃まで続けた方がよいのでしょうか。また、鍋料理は加熱しながら食べますが、大人が口をつけた箸で鍋の具を取った場合、鍋の中にも虫歯菌はいますか。普段の食事の時は気をつけていますが、他の家族と一緒に食べる際、祖父母はそこまで気を配りません。子どもへの影響を教えてください。(30代・女性)

3歳になるまで気をつければ感染しにくい。8歳までは親が仕上げ磨きを

3歳くらいまで気をつけていれば、虫歯菌には感染しにくくなるようです。もちろん歯磨きはきちんと行ないましょう。

虫歯の原因菌が子どもに移らないように、大人と食器の共用を避けたり、大人が噛んだものを与えることを避けるという予防法が近年、広く行なわれるようになりました。通常、3歳になるまで気をつけていれば、その後は虫歯菌に感染しにくいといわれます。5歳なら、あまり神経質になる必要はないでしょう。(歯科衛生士)
虫歯菌がうつりやすいのは2歳半までくらいといわれます。5歳のお子さんであればそこまで気にし過ぎなくてもよいと思いますが、虫歯以外にも風邪などの感染予防を考えると、同じ食器を使ったり、大人が口にしたものを食べさせるのは、できれば避けた方がよいでしょう。(産科・婦人科医師)
虫歯菌が移らなければ、絶対、虫歯にならないというわけではありません。8歳になるくらいまでは、親の仕上げ磨きも含め、毎日の歯磨きをきちんと習慣づけ、虫歯菌の繁殖を促す甘いお菓子を控え、口の中が酸性に傾かないよう、食べ物をよく噛んで唾液を出すことも重要です。3歳前後には一度歯科を受診して、虫歯の有無をチェックしてもらいましょう。(歯科衛生士)

食器についた虫歯菌はお湯で洗って。殺菌効果がある洗剤も有効

虫歯菌は煮沸でほとんど取り除けます。また、殺菌効果のある洗剤で洗うことも効果があります。

虫歯菌には芽胞がないので、熱いお湯ではかなり除去できるといわれます。ですので、ぐつぐつ煮込んだ鍋では、虫歯菌は存在できないと思います。虫歯菌を完全に死滅させるには、121度の高温を20分続ける必要があるといわれていますから、家庭で完全に死滅させることは難しいと思いますし、そこまで神経質にならなくてもよいでしょう。(産科・婦人科医師)
食器には直接、虫歯菌は付着しにくいですが、食べかすが残っていれば、虫歯菌が付着している場合もあります。お湯で洗浄するだけでも、食器についた虫歯菌はほとんど除去できるといわれます。気になるなら、お湯で洗浄するか、殺菌効果のある食器洗浄機を使ったり、殺菌効果のある洗剤で洗うとよいでしょう。また、食器以外に、歯ブラシも定期的に交換するか、煮沸消毒してください。(産科・婦人科医師)

3歳になるまで気をつければ虫歯菌に感染しにくくなるようですね。感染予防だけでなく、毎日の歯磨きもきちんと行なうようにしましょう。食器などに付着した虫歯菌は煮沸すれば、ほとんど取り除けます。


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