乳歯

2016/08/12

6歳の娘。治療をした乳歯が生え変わる時に注意する点とは?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

6歳の娘。治療をした乳歯が生え変わる時に注意する点とは?

虫歯になってしまった乳歯は、生え変わる時に抜けにくくなることがあるようです。今回は、4年前に前歯を治療したという6歳の子どものママから、どのようなことに注意したらよいのかという相談が寄せられています。専門家たちの回答はどうでしょうか。

ママからの相談:「治療した乳歯は抜けにくくなる?」

6歳になる娘が2歳当時、机の角で前歯を欠いてしまいました。すぐに歯医者で治療してもらいましたが、その時先生に「虫歯でモロくなっていて欠けたようです。治療した乳歯は生え変わる時に抜けにくいので、注意が必要です」といわれました。理由をよく覚えていないのですが、それはなぜでしょうか。また、もうすぐその生えかわりの時期を迎えそうですが、何に注意したらよいのでしょうか。(40歳・女性)

虫歯になった乳歯が抜けにくい理由

治療をした歯は根元がコーティングされている、隣の歯と接触しているなどの理由で抜けにくくなることが考えられます。

欠けた部分が大きくて神経まで達していた場合、歯肉や顎の骨に炎症が起こったときに永久歯の形成に影響を及ぼす可能性も出てきます。また、広範囲に詰め物をした場合は、隣の歯との接触部位に不自然な力がかかって抜けにくくなることも考えられます。(医師)
虫歯になっている歯は根もとまで虫歯菌で傷ついていることがあり、さらに弱くなっているため、健康な歯に比べて抜けやすくなります。一般的に乳歯が永久歯に生え変わるときには、永久歯が乳歯に近づくにつれ、歯の根もとが自然に溶けて、グラグラした状態から抜け落ちますが、虫歯の治療でコーティングされた歯は、コーティング剤が溶けないため、抜けにくくなります。(産科・婦人科医師)

生え変わった後の注意点

抜けた乳歯の根元が残っている場合は、無理に抜かずに自然に抜けるのを待ち、生え変わったばかりの永久歯は虫歯になりやすいので、注意が必要です。

生え変わりの時期は歯肉炎を起こしやすく、歯の高さに高低差があるため磨き残しが増えます。生えたばかりの永久歯は汚れがつきやすいため、虫歯になりやすいといわれています。普段から口の中の様子をよく観察して、トラブルがないか注意してあげてください。(医師)
乳歯の根が残っていると違う方向から永久歯が生え、歯並びが悪くなります。永久歯が生え始めているのに乳歯の根もとが残っているようなら、歯科で抜歯が必要です。乳歯がグラグラしたら、触ったり無理に抜いたりせず、嚙みごたえのあるものなどで自然に抜けるようにしてください。生え始めの永久歯もエナメル質が弱く、虫歯になりやすいので、日頃から歯磨きを習慣づけて虫歯の予防を行ってください。(産科・婦人科医師)

治療した乳歯の根元はコーティングされて抜けにくくなる場合があります。無理に抜かずに自然に抜けるように促すこと、生え変わったばかりの永久歯を虫歯にしないよう磨き残しに気をつけるなど、大人が注意してあげましょう。


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