病院選び・救急車

2016/08/13

近くに病院がない…連れて行くタイミングに悩む

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

近くに病院がない…連れて行くタイミングに悩む

インフルエンザの流行中に子どもが高熱を出した時は、すぐに受診するべきなのでしょうか。今回は近くに病院がないため、受診するタイミングに毎回悩んでいるというママからの相談です。専門家たちの意見はどうでしょうか。

ママからの相談:「インフルエンザの流行中は特に心配」

保育園でもインフルエンザが流行っている時期に、2歳の子どもが40度近い発熱をだしました。救急ダイヤルで聞いたところ、場所が家から約1時間半かかる場所なので水分が取れれば明日の朝受診するよういわれました。水分は取れるものの高熱でぐったりしておりましたが、移動で余計に具合が悪くなってしまいそうで諦めました。行くべきか行かない方がいいのか、場所が田舎で小児科もない地域なので、いつも悩みます。(27歳・女性)

病院へ行く目安と高熱の対処法

移動させないほうがよい場合もあるので、いざという時のために解熱法を知っておくとよいでしょう。

夜間や休日などの子どもの怪我や病気は、親が判断しなければなりません。病院が遠い場所にある場合、移動によって負担をかけて症状が悪化することもあります。(産科・婦人科医師)
だんだん呼吸が苦しそうになる、意識が朦朧としてくるようでしたら、救急車を呼んでよいでしょう。またかかりつけの小児科があれば、事前に解熱剤などの常備薬を処方してもらうとよいでしょう。(産科・婦人科医師)
高熱の時は少しでも熱を下げてあげたほうが良いので、首回りや脇の下、鼠蹊部など太い血管がある箇所を冷やしてあげるようにしてください。(一般内科看護師)
高熱が出た場合、飲める状態でしたら、スポーツドリンクや冷たいお茶などで、できる限り水分補給してください。頭を冷やすのではなく、首やワキの下、太ももの付け根など、大きな動脈が通る部分を保冷剤などで冷やすと、熱が下がりやすくなります。一気に熱を下げると腎臓に負担をかけるので、1~2か所程度に。保冷剤はタオルなどでくるんで、長時間同じ部分を冷やさないようにしてください。(産科・婦人科医師)

インフルエンザが疑われる時

インフルエンザの場合は、指定された解熱剤以外は服用しないようにしてください。

インフルエンザの場合は、脱水症状が起きないようこまめに水分を摂取するようにします。ゼリー飲料やスポーツ飲料は電解質も摂取できるので水分摂取に効果的ですが、糖分も多く含まれているため飲み過ぎには注意しましょう。(一般内科看護師)
高熱があってもアスピリンなどインフルエンザ時に使用してはいけない解熱剤もあるので、周囲でインフルエンザがはやっている時には自己判断で解熱剤を使用しないようにしてください。インフルエンザに適さない薬を内服した場合、重篤な合併症が生じた時にそれが悪化してしまう可能性があります。薬はインフルエンザと診断を受けて医師から処方された薬を服用するようにしてください。 (一般内科看護師)
インフルエンザに罹った時は、48時間以内に抗インフルエンザ薬を内服するのが効果的です。インフルエンザの初期はウィルスの量が少ないので確実な診断ができないことがあります。熱が出て12時間〜24時間経っていればインフルエンザの検査で陽性反応が見られます。これらのことを目安に、受診するようにしてください。(一般内科看護師)

症状によっては長時間移動しないほうがよい場合もあるので、解熱法を覚えておくことをお勧めします。迷った場合は、病院へ連絡して指示を仰ぎましょう。


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