妊娠初期とおりもの 

2016/08/09

妊娠初期、おりもののにおいはどう変化する?

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妊娠初期、おりもののにおいはどう変化する?

妊娠超初期から初期にかけては体の中でさまざまな変化が起こるため、それにともなっておりものの様子が変わることもあります。今回は妊娠初期におけるおりもののにおいや様子についてご紹介いたします。

妊娠初期のおりものは、においが少なくなることが多い

通常膣内は酸性に保たれており、子宮頚管や膣の分泌物であるおりものもやや酸っぱいにおいがします。おりものが多いと不快に感じることもありますが、膣内を清潔に保つための大事なしくみです。

妊娠すると雑菌の侵入を防ぐために水っぽくさらさらしたおりものが増えますが、ホルモンバランスの変化によって膣内がアルカリ性に傾きます。そのため、おりもののにおいも少なくなる・もしくはなくなることが多いです。

妊娠に気づかない超初期の段階でも、おりものの様子が変わったためにいつもと違うと感じる場合もあります。おりものは女性の体調を表すバロメーターなので、妊娠の有無にかかわらず普段からチェックするよう心がけましょう。

妊娠初期のおりものが必ずしも無臭になるわけではない

おりものの様子は個人差が大きく、妊娠したからといっておりものに臭いがしなくなるわけではありません。妊娠前同様におりものの酸っぱいにおいが気になる人もいますが、他にかゆみなどの異常がなければ過度に心配する必要はありません。

妊娠したことでにおいに敏感になったり、下着に付着して長時間経ったおりものに雑菌が付着してにおいが発生することもあります。おりもののにおいやべたべたした感触が気になる場合は、こまめに下着を替え外陰部を清潔に保ちましょう。おりものシートも便利ですが、長時間つけたままにしておくとかえって雑菌が増える恐れがあるのでこまめに取り替えましょう。お風呂で洗う際は石鹸でごしごし洗うと膣の自浄作用が落ちる恐れがあるので、お湯だけでやさしく洗いましょう。

おりものにこんな臭いがあったら要注意

腐ったような臭いがあり、細かく泡立つようなおりものが出るときは、トリコモナス膣炎の疑いがあります。また黄色く悪臭があるおりものが出るときは、細菌性膣炎や淋病などの恐れがあります。いずれも放っておくと流産・早産や将来の不妊につながるおそれがあるので、できるだけ早く治療しましょう。

悪臭のある赤や茶色のおりものが出るときは、子宮体がん・子宮頸がんの恐れがあります。一般的にがんは若ければ若いほど進行が早いため、注意が必要です。赤ちゃんの成長にともなって子宮内の毛細血管が少し破れ、わずかに出血することがあるため、もし茶色・褐色のおりものが少し見られても、においや腹痛などの異常がなければ過度に心配する必要はありません。

一般的に妊娠初期はおりものの臭いが減りますが、人によっては妊娠前と同じような酸っぱい臭いが気になることもあります。その場合は、こまめに下着を替えるなどできるだけ清潔に保ちましょう。もしいつもと違うおりものが見られたら、体の異常のサインかもしれません。今後のトラブルを防ぐためにも、早めに治療しましょう。


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