妊娠初期症状

2016/08/08

妊娠超初期症状が起きたとき、体の中では何が起こっているの?

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妊娠超初期症状が起きたとき、体の中では何が起こっているの?

妊娠超初期症状は最終月経を0週と数え次の生理予定日までの3週までの期間に、着床により分泌されるホルモンの影響で起こる身体の変化です。主な症状として下腹部痛や眠気があげられますが生理前の症状とも似ているので気付かない人もいます。

妊娠超初期に起こりがちな身体の変化とその原因

妊娠超初期に起こる症状の多くは着床をキッカケに分泌されるhCGというホルモンによって誘因されると考えられています。hCGは妊娠して初めて分泌されるホルモンであり、このホルモンの働きによって、プロゲステロンやエストロゲンといった妊娠を継続させるために必要なさまざまなホルモンも生産されます。

妊娠超初期症状は個人差が大きく、主なものは下腹部痛や不正出血、眠気、身体のほてり等です。不正出血と聞くと不安になるかもしれませんが、妊婦全体の2割が経験するとされています。着床の際に子宮内膜が傷ついたことが原因で、その出血が体外へ排出されて起こります。また、妊娠により子宮内膜全体が充血し、少しの刺激でも出血し易くなっています。出血したとしても、多くは重篤な状態ではないので、冷静に対処しましょう。

プロゲステロンは肥大した子宮内膜を維持し、胎児に栄養を供給するために母体に水分や養分を溜めこむ作用があります。これにより、生理前に起こりがちなむくみや便秘、肌荒れ等が引き起こされます。エストロゲンは、妊娠前は卵胞を成熟させ妊娠し易い状態を作り出すホルモンですが、妊娠後は乳腺の発達や子宮の筋肉を大きくする働きを担います。このホルモンにより、妊娠超初期に乳房のハリを覚える人も珍しくありません。

妊娠超初期に見落としがちな身体の変化

妊娠超初期でも、母体の中では胎児の育成や出産に備えて目まぐるしい変化が起こっています。ホルモンの変動も激しく、それにより体調も変化します。

なかでも、風邪と混同してしまう人が多いのが特徴です。何故かというと、妊娠により本来なら月経を機に下がる体温が継続して高いままのため、寒気や熱っぽさを感じやすくなるからです。
また、プロゲステロンの働きで眠気やだるさが出てきた場合も「疲れが溜まって風邪でも引いたかしら」と勘違いしてしまうケースがあります。もし、妊娠の可能性がある場合は、自己判断で薬を飲んだり、無理をしたりする前に、産婦人科を受診しましょう。

hCGは卵巣を充血させ、下腹部痛が起こったり、突然下痢や便秘に悩まされたりする場合もあります。胸のハリも妊娠超初期症状のひとつですが、これらの体調変化は月経前症候群と類似しており、「生理が来そうなのになかなか来ないと思っていたら妊娠していた」ということもあります。

妊娠超初期症状に気づいたらどうしたら良い?

妊娠超初期は、産婦人科を受診しても胎児の姿が小さ過ぎてエコーで確認できない場合があります。そして同時に妊娠超初期から妊娠初期にかけては、最も流産が起こりやすい時期です。この時期に起こる流産は胎児に先天的な問題がある場合が多く、母体側に原因があることは極めて少ないです。予防しようと思って予防できることではありませんが、もし妊娠に気づいた場合、リスクを増やさないよう生活を見直すことは可能です。

妊娠超初期には、下腹部痛や風邪に似た体調不良を始めとして、早い人だと悪阻の兆候も出てきます。それらは確かに不快なものかもしれませんが、その症状に従って無理をしないことが大切です。妊娠を継続させる為に、身体が求めるのなら、できる限り休養するのも母体にも胎児にも必要なことです。

妊娠超初期症状と感じたら、禁酒禁煙、身体を冷やさないといったことは勿論、二分脊椎症といった神経管閉鎖障害の発生率を大幅に下げる葉酸の摂取を忘れずに、ストレスや疲労を溜めこまない生活を心がけましょう。


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