妊娠中期の出血 

妊娠中期に出血した場合に考えられる原因とは?

妊娠中期にさしかかり、体調もお腹の赤ちゃんの状態も安定したはずなのに、突然出血することがあります。 ここでは、妊娠中期に起こる可能性がある出血と、その原因についてご紹介します。何が出血を引き起こすのかを知り、不安を解消しましょう。

「びらん」による出血

「びらん」とは、皮膚や粘膜の細胞がはがれ落ちて、ただれた状態になっていることです。性行為や内診などで刺激を受けると膣内の粘膜が傷ついてしまい、「びらん」が出来て出血することがあります。
びらんの出血の場合、量はそれほど多くないので、出血量が多い場合は他に原因があることが考えられます。
びらんからの出血を予防するためには、妊娠中は激しい性行為は避け、感染症の予防のためにコンドームをつけて行いましょう。

子宮筋腫からの出血

出血の原因の一つに子宮筋腫があります。子宮筋腫は子宮に良性の腫瘍ができるものです。多くの場合は無症状のため筋腫があることに気づかず、妊娠して初めて気づくことも多いと言われます。
子宮筋腫がある場合には、お腹の張りや痛み、出血が起こるため、すぐにかかりつけの産婦人科を受診しましょう。

また、子宮筋腫があると子宮が固くなるため、妊娠初期の場合は流産を招くことがあります。妊娠中期では、ちょっとした刺激により子宮収縮を起こすことがあり、早産のリスクが高まります。筋腫が赤ちゃんを圧迫して発育不全になることもあるので、妊娠したら筋腫の大きさや数を知り、筋腫の状態をしっかりと観察する必要があります。

後期流産によるもの

出血の原因が後期流産の場合は、下腹部の痛みと大量の出血を伴います。後期流産とは、妊娠中期の12週から22週未満に起こる流産を指します。

流産でも、赤ちゃんがお腹の中に残っている、流産の一歩手前のものを切迫流産と言います。切迫流産の症状には、下腹部の痛みや生理のような出血が何日も続くことがあります。
切迫流産の場合は、妊娠を継続できる可能性があります。症状に気づいた場合はなるべく早くかかりつけの産婦人科を受診しましょう。出血が少量の場合は、なるべく安静に過ごすことが大切です。
入院が必要な場合は、子宮収縮抑制剤などの薬剤を用いながら経過を見ていきます。

出血があったら、まずは電話で相談しよう

どのような理由により出血したのか、自分では判断が難しいと思います。妊娠中に出血した場合は、産婦人科に電話をして指示を仰ぎましょう。その際に、出血の様子を詳しく伝えましょう。鮮血なのか、それとも茶色や黒色をしているか、おりものに混じっているのか血液のみなのか、出血時の状態を伝えることが大切です。


2016/08/09

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