妊娠中期の出血 

2016/08/09

色は赤?茶色?妊娠中期に起こる出血の特徴とその原因

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色は赤?茶色?妊娠中期に起こる出血の特徴とその原因

妊娠5~7カ月、週数にすると16~27週頃を妊娠中期と言います。この時期は妊娠初期に比べ出血を起こす可能性はかなり低くなります。 しかし、出血の可能性はゼロではありません。妊娠中期の出血の原因と鮮血か茶色かといった出血の特徴についてご説明します。

出血の色の違いって何?

出血を起こした場合、大きく分けると鮮やかな赤い色と、茶色く褐色かかった色があります。この色の違いは、出血してからの時間の経過に関係しています。
鮮やかな赤(=鮮血)の場合は出血が起きたばかり、茶色の場合は出血してから時間が経っていることを示しています。

妊娠中期に出血を起こした場合、鮮血であれば緊急性が高く、すぐに病院へ行く必要があります。茶色の場合は鮮血より緊急性は低いですが、放置するのは望ましくありません。
茶色の出血が続く場合や、茶色のおりものが続くのは出血が続いているということですので、鮮血であっても茶色であっても病院に相談しましょう。

妊娠中期に出血する原因

妊娠中期に出血が起きる原因の一つに切迫流産・切迫早産があります。妊娠22週目未満までは流産、22週目以降は赤ちゃんが母体の外に出ても生存できる可能性が高いので早産と呼びます。
出血に加えて下腹部に痛みがある場合は流産や早産の可能性があるため、できるだけ早く受診しましょう。出血量が少ない場合や、おりものが茶色い状態が長く続いたあとに突然大量に出血するなど、症状は人によってさまざまです。

また、出血とともにお腹が固くなっている場合は、胎盤がはがれかかっている可能性があります。妊娠中に胎盤がはがれてしまうことを「常位胎盤早期剥離」といいます。
この場合も、下腹部痛を伴います。出血の他に子宮収縮があり、お腹が固くなるのはこれが原因です。胎盤がはがれると赤ちゃんに酸素がいかなくなってしまうので、すぐに帝王切開して赤ちゃんを取り出す必要があります。

出血が緊急性の高いものかどうか、判断するのは医師です

妊娠中期に出血したとしても、子宮口の付近がただれる「びらん」やポリープが、性行為や内診などで刺激されて起こる出血は問題ないでしょう。気をつけたいのは出血を繰り返す場合です。

びらんやポリープからの出血なのか、切迫流産などによる危険な出血なのかを区別するのは難しいので、出血があったら必ず病院に相談しましょう。茶色い出血の場合でも楽観せず、医師の判断を仰ぐことが大切です。
少量の出血で病院に連絡して良いのか迷う人もいると思いますが、少しでも不安な場合には、遠慮せずに病院を受診しましょう。


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