子育て

2016/08/10

夏休み、ガミガミしがちな場面で意識したい対話のコツ

この記事の監修/執筆

チャイルド・ファミリーコンサルタント川合 良子

夏休み、ガミガミしがちな場面で意識したい対話のコツ

興奮状態の子どもには、聞ける体制を作ってから対話を

チャイルド・ファミリーコンサルタント(CFC)の川合良子です。
私は小4(10歳)の娘と小2(7歳)の息子がいます。

8月に入り、猛暑日と言われる日が続いていますね。
夏休み、どんな風にお過ごしですか?

我が家は、先日、海外にお引越ししてしまった子どもたちのお友だちが夏休みで帰国したので、
仲良しだったお友だち何人かと一緒にお食事をすることになりました。

とても楽しい時間だったのですが、久しぶりに会えた嬉しさで、子どもたちはハイテンション。
特に男の子は駅に向かう帰り道も鬼ごっこをしてしまう勢いでした。

こんなとき、どんな風に声をかけるでしょうか?
「やめなさい!」
「走っちゃダメ!」
「静かに!」

きっと、その場で注意しても、興奮状態の子どもたちの耳には届かない。
だんだんママたちの声は大きくなるけれど、声を大きくしても効果なし、
ということも多いのではないでしょうか。

そんなとき、子育ての専門家としてCFC(チャイルド・ファミリーコンサルタント)が、
お勧めしているのは、子どもたちが聞ける体制を作ってから対話する、ということです。

「ちょっといいですか」と、お家なら別室で、外出先であれば少し静かな場所に移動して、
スキンシップしながら、まずは聞ける体制を作れるといいですね。
特に男の子は人前で叱られても言うことを聞けないことが多いので大切です。
そして、少し落ち着いて聞ける体制になったら、子どもの気持ちに共感しながら、
「どうしたらいいと思う?」と対話しながら解決策を一緒に考えてみましょう。

冷静になるための魔法の言葉

私も、先日のお友だちとのお食事の後、楽しいのはわかるけれど、
駅前広場で目に余る状態になってきたな、という息子に「ちょっといいですか」と声をかけました。

「久しぶりにお友だちに会えて楽しいよね〜。でも、ここはどこですか?」
「えき?」
「いろんな方がたくさん歩いているよね。もしふざけて走っていて、お年寄りにぶつかったらどうなると思う?」
「転んで骨折する?」
「そうだよね、じゃ、どうしたらいいと思う?」
「走らない!」

そんなやりとりの後、息子は、走るのをやめ、お友だちのところに戻っていきました。

「ちょっといいですか」・・・今では息子にとってこの言葉は、
「あれ、ちょっと調子に乗りすぎたかな」「叱られることやっちゃったよね・・・」と
冷静になれる言葉になっているようです。

シーンをイメージしながら、あらかじめ「お約束」を

そしてもう一つ、お出かけ前に、お約束をしておく、ということも大事なことです。
例えば、スーパーに行く前には「スーパーは走ってはいけないところだよね」
「今日はお菓子は買わないよ」「お約束できたら一緒に行きましょう」という風に。
あらかじめ、起こりうることを想定し、子どもと一緒にそのシーンをイメージながら
お約束をしておくと、子どもたちも自分でお約束したことは、守れるようになっていくでしょう。

長い夏休み、不都合なシチュエーションに遭遇することも増えると思いますが、
対話の仕方を工夫することで、パパやママのメッセージが子どもたちの心に
届きやすくなります。ぜひ意識してみてくださいね。


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