冷え性

2016/08/21

40代の女性。冷え性と女性ホルモンはどう関係あるの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

40代の女性。冷え性と女性ホルモンはどう関係あるの?

もともと冷え性の方は、更年期をむかえると冷えをさらに自覚するようになることがあるようです。冷えと女性ホルモンの関係や冷えを改善するための対策について、医師・看護師の方々にアドバイスをいただきました。

冷え性に悩む女性からの相談:「もともと冷え性な体質…更年期になると冷え性は悪化するの?」

若い頃から冷え性で、夜は入浴後にすぐに布団に入らないと、手足の冷えがひどくて寝付けなくなるほどです。体を温めるのに効果があるとされる食べ物を積極的に摂取するようにしているのですが、なかなか体質が改善しません。以前から生理前に冷えの症状を強く感じていましたが、最近は更年期の症状とともに、より一層冷えの度合いが悪化していると感じます。女性の年齢、また女性ホルモンと冷えには何か関係があるのでしょうか。(45歳・女性)

女性ホルモンの変化による自律神経の乱れは、冷えを悪化させる!

冷えは、更年期の症状のひとつということができるかもしれません。女性ホルモンの乱れは、血液循環や発汗、体温調節などを担う自律神経の働きに影響を及ぼします。

45歳という年齢ですので、自覚していらっしゃるように、更年期障害であってもおかしくない時期です。冷え性がひどくなってしまったのは、更年期によるホルモンバランスの変化によるものであると考えられます。更年期の時期にそれまでは冷え性は全くなかったのに、冷え性になる人もいます。(看護師)
女性ホルモンと冷えについての関係ですが、女性ホルモンの分泌が乱れることで自律神経の働きも乱れてきます。女性ホルモンの分泌を調整する中枢器官が、自律神経の働きを司る中枢器官と同じ部位にあります。それは視床下部という脳の一部分です。自律神経にも様々な働きがありますが、一つが体温調整です。女性ホルモンバランスが崩れることで自律神経も乱れてしまうのです。(看護師)
ホルモンのバランスが乱れてくると、自律神経も乱れやすくなります。女性は、生理前後、出産前後、閉経など、男性に比べホルモンのバランスを崩しやすい傾向にありますし、年齢を重ねて女性ホルモンの分泌が低下すると、血流も悪くなり冷えを誘発します。(医師)

生野菜はNGなの?身体を冷やさないための対策とは?

女性ホルモンのバランスの変化による冷えの症状に対処するには、食事や入浴の方法にこまめに気を配り、とにかく身体を冷やさない、そして身体を温めてあげることが大切です。

更年期障害を乗りこえるためにも、規則的な生活で睡眠を十分にとって、ストレスをためないようにしてください。体を温めるために、適度な運動や入浴時はゆっくり湯船につかって、手足のマッサージやツボ押しで、血流をよくしてください。寝る前に軽い体操やストレッチを行うのもいいでしょう。冷え性で寝つきが悪いのでしたら、あらかじめ布団を温めておいたり、電気マットなどを利用するのも一つの手だと思います。(医師)
体を温めるものを摂っていらっしゃるようですが、体を冷やすものを摂らないことも必要です。カフェインを含むもの、白砂糖、ウリ科の野菜やキャベツ、トマトなどの生野菜は控えてください。(医師)

更年期には、多くの女性が冷えを経験します。更年期を上手に乗り切るためにも、冷え対策はとても大切です。日ごろから身体を温めるよう心掛けていきましょう。


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