冷え性

2016/08/22

産後4か月の20代の女性。産後の冷え性に対処するには?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

産後4か月の20代の女性。産後の冷え性に対処するには?

妊娠・出産は喜びですが、女性の身体に大きな変化を及ぼします。出産後に冷えやむくみが悪化し、なかなか治らないという方も多いようです。産後の体質の変化や体調不良の原因と対処法について専門家にお聞きしました。

20代の女性からの相談:「産後に冷えとむくみが悪化!産後の体調不良を改善する方法を知りたい」

もともと冷え症だったのですが4ヶ月前に出産してから、症状がひどくなりました。出産時、出血性ショックでその後貧血治療をおこなってきました。貧血は改善したものの手足の冷え・むくみがひどく、両親には顔色が悪いと言われることも多々あります。いろいろ対策はしているのですが、効果はあまり実感できていません。産後の体調不良はなかなか改善しないと聞いたのですが、何か良い対策はあるでしょうか?(20代・女性)

産後には、体調を崩す要素がいっぱい。骨盤のゆがみが原因になることも!

産後に体調不良を経験するのには、理由があります。妊娠中には、ホルモンの変化によって冷えやむくみが出ることがありますが、出産後にも授乳や育児ストレスなどホルモンのバランスを崩す要素がたくさんあるのです。

妊娠中からホルモン分泌のバランスが崩れますが、出産や授乳をすることで再びホルモン分泌のバランスが大きく変化します。もともと冷え性があったことと、体温調整の中枢と女性ホルモンの分泌の中枢が同じ場所にあるため、出産・授乳のためのホルモンバランスが乱れると相乗作用で冷え性が増強すると考えられます。ホルモンバランスの乱れは、食事などではすぐには改善できないので、しばらくは現状が続くと考えられます。(看護師)
産後の冷え性は主に骨盤の歪みによるものと考えられ、子育てによるストレスや睡眠不足による自律神経の乱れも関与しています。産後の体調不良は、産褥期と言われる時期をどう過ごしたかによって左右されます。無理する必要はありませんから、徐々に体を動かして元の生活に戻してください。(医師)

身体の中から温めることが大切!

産後の冷えやむくみに対処するには、血流を良くするための食事や運動に気を配り、身体の中から温めることが大切です。また、骨盤の歪みを矯正するための対策が必要です。

対策としては足指・足関節、ふくらはぎなどのマッサージや運動を意識して頻回に行うことです。下肢の循環を促しましょう。(看護師)
産後4カ月が経過していますが、骨盤のゆがみを矯正するための骨盤体操を行ったり、整骨院などで骨盤を矯正してください。入浴時は湯船につかって、足や手のマッサージやツボ押しを行って、血行をよくしてください。体を温めるには、手先や足を温めるのではなく、腰回りや首周り、手首など大きな動脈が通る部分を温めた方が効果があります。(医師)
カフェインを含むもの、白砂糖、ウリ科の野菜、キャベツやトマトなど生野菜は体を冷やします。摂るのでしたら、温野菜で根菜やニラ、ネギなどを積極的に摂ってください。生姜も体を温めますから料理に加えたり、はちみつを入れて生姜湯を飲むようにしてください。(医師)

出産で骨盤が歪んでしまうことや授乳、育児のストレスが、冷えやむくみを長引かせる原因になることがあります。鍵となるのは、血流の改善と骨盤の矯正です。あせらず、できることを少しずつやっていきましょう。


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