出産一時金

出産育児一時金の受け取り方は?手続きについて詳しく解説

健康保険から支給される出産育児一時金を利用すれば、出産にかかる多額の費用の大部分を負担せずに済むようになります。ただし、出産育児一時金は自分から手続きしなければ受け取ることが出来ないため、出産前に制度を理解して準備しておきましょう。

出産育児一時金には三種類の手続きがある

現在の出産育児一時金制度には、「直接支払制度」と「産後申請方式」「受取代理制度」の三種類の手続きがあります。「直接支払制度」とは、健康保険から出産する医療機関へ直接出産育児一時金を支払う方法です。この方法では出産する本人が費用を立て替える必要はありません。「産後申請方式」とは、出産時に一旦本人が費用を立て替え、出産後に規定の手続きを行なって出産育児一時金を受け取る方法です。「受取代理制度」とは、健康保険に対して「私の代わりにこの病院へ出産育児一時金を支払ってください」と依頼する方法です。昔から存在する「産後申請方式」と、「産後申請方式」を改善した形の「直接支払制度」が主な主流となっています。

直接支払制度を利用する時に必要な手続き

出産育児一時金を直接支払制度で利用する時には、以下のような手続きが必要となります。

1.出産2〜3カ月前:かかりつけの病院で直接支払制度が利用出来るかを確認
2.出産で入院する前まで:病院で「直接支払制度」の合意書をもらい、記入して提出
3.出産入院する時:健康保険証を提出しておく
4.出産・退院時:出産育児一時金の42万円の差額分だけを病院の窓口で支払う

直接支払制度で注意したい点は、まだ全ての医療機関で直接支払制度が利用できるまでには至っていないということです。そのため、かかりつけの病院で直接支払制度が適用されるかどうか事前に確認しておきましょう。

産後申請方式を利用する時に必要な手続き

近年では出産費用をクレジットカード払いで支払える病院も増えており、あえて直接支払制度を利用せず昔ながらの産後申請方式を選ぶ妊婦も増えています。費用全額をクレジットカードで支払うことでカードのポイントを受け取ることが出来るというメリットを活かせるためです。産後申請方式を利用する際は、以下のような手続きが必要となります。

1.出産前:出産する病院で「直接支払制度」を利用しない旨を伝え、合意書に記入する
2.退院時:病院の窓口でかかった費用の全額を支払う
3.退院後:産後申請用紙・合意書・支払った費用の領収書を揃え加入している健康保険組合へ提出する
4.書類提出から2週間〜2カ月後:指定口座に出産育児一時金が振り込まれる

このように、出産育児一時金には複数の受け取り方法があり、基本的には本人の希望で選ぶことが出来ます。ただし、全ての医療機関で対応できるとは限らないため、出産する前に確認しておきましょう。また、自分で申請しない限り一時金を受け取ることが出来ませんので、注意しましょう。


2016/08/12

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この記事の監修/執筆

イクシル編集部