出産一時金

2016/08/12

出産育児一時金の差額分を受け取る時に必要な手続き

この記事の監修/執筆

イクシル編集部

出産育児一時金の差額分を受け取る時に必要な手続き

出産育児一時金を利用すると1人出産するごとに42万円が健康保険から支給されますが、出産費用が42万円未満だった場合、差額分を現金で受け取ることが出来ます。ただし、自分で申請しないと受け取れないため必要な手続きを理解しておきましょう。

出産育児一時金の差額分を計算する方法は?

出産育児一時金とは、出産する際に子ども1人当たり42万円の一時金が健康保険から支給される制度のことです。出産費用は病気の治療とは違い、保険が適用されないため高額になりがちです。この個人負担を少しでも軽くすることで少子化を食い止めようとする背景があります。

出産育児一時金は出産にかかった実費ではなく子ども1人当たり一律42万円と決まっています。そのため、人によっては42万円未満となり差額分が発生する場合があります。差額分の金額はかかった病院の出産費用によって異なるため、退院の会計時に窓口で知らされる金額を確認しましょう。また、出産費用が42万円以上かかった場合には差額分を支払う必要があります。

差額が発生するのは「直接支払制度」と「受取代理制度」だけ

出産育児一時金を受け取る方法には「直接支払制度」「受取代理制度」「産後申請方式」の三種類がありますが、実際に差額が発生するのは「直接支払制度」と「受取代理制度」だけです。「産後申請方式」は事前に本人が出産費用の全額を立て替え、出産後に出産育児一時金を受け取るため差額が発生しません。「直接支払制度」と「受取代理制度」では直接病院に出産育児一時金が支払われるため、出産後に差額を受け取る手続きが必要となります。

出産育児一時金の差額分を受け取るのに必要な手続き

出産育児一時金の差額分を受け取る手続きには「健康保険出産育児一時金差額申請書」と「健康保険出産育児一時金内払金支払依頼書」の二種類あります。出産した医療機関へ健康保険から出産育児一時金の支払が完了すると、「支給決定通知書」が届きます。支給決定通知書が届いた後に差額分の申請を行なう際は「健康保険出産育児一時金差額申請書」を使って申請します。添付書類は特に必要なく、必要事項を記入し加入している健康保険組合へ提出しましょう。

支給決定通知書」が届く前に申請したい場合は、「健康保険出産育児一時金内払金支払依頼書」で手続きが出来ます。その際は出産した医療機関から交付された直接支払制度や受取代理制度の利用に関する文書の写しと出産費用の領収書・明細書の写しが添付書類として必要となります。また、「健康保険出産育児一時金内払金支払依頼書」の証明欄に医師や助産婦、市区町村長から出産に関する証明を受けることが必要です。証明が受けられない場合は、戸籍謄本や出生届受理証明書、出生届出済証明がされている母子健康手帳などを合わせて添付する必要があります。

このように、自分自身がどの方法で出産育児一時金を利用するかによって差額が発生するのかどうかや、手続きの方法が変わります。出産後は育児に追われてしまうため、必ず出産前に加入している健康保険へ確認し、必要な書類を用意しておきましょう。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加