水中出産

2016/09/01

水中出産ってどんな感じ?メリットとデメリットについて

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水中出産ってどんな感じ?メリットとデメリットについて

水中出産というお産方法があることは知られていますが、実際に経験した人はまだまだ少ないようです。水中出産に興味はあるものの不安だという相談に対し、医師からのアドバイスとは。

水中出産についての相談:「水中出産に興味はあるが、不安も」

水中出産に興味はありますが、まずどこの助産院や病院でできるのかということと、水中出産は赤ちゃんが出てきた時に呼吸は大丈夫なのか、母親側は水中にいるので医師や助産師は状態を見ることができるのか、処置は遅れないかなど、まだ一般的ではないので疑問が沢山あります。周りに経験した人もいませんし、利点が分からず不安です。(20代・女性)

水中出産のメリット・デメリット

水中出産とは一体どのようなものなのか、メリット及びデメリットについて医師は次のように説明しています。

お湯に浸かることでリラックスできて、様々な体位が取りやすいため陣痛の痛みを軽減しやすく、会陰部が伸びやすいなどの利点が上げられる反面、妊婦や胎児をモニターする手段が限られたり、水の中に出入りすることによる体力消耗や出血量の増加、胎児の感染症リスクなど、安全面で注意すべき点がまだまだ多いといえます。また同様に安全面の理由で、逆子や多胎の場合は水中出産はできません。(医師)
水中出産のメリットはママがリラックスできる、陣痛が和らぐ、会陰切開のリスクが減る、赤ちゃんのストレスが軽減すること、デメリットは出血量が増える、赤ちゃんが感染症にかかりやすい、費用が高めです。(産科医師)

産院を選ぶ際のポイントとは?

水中出産はまだ一般的ではなく行っている施設も限られますが、病院を選ぶ際はできれば一度見学させてもらうとよいでしょう。また助産院の場合は、緊急時の対応についてもきちんと確認しておく必要があります。

水中出産が可能な助産院や病院は、インターネットなどで検索することができます。その際はぜひ一度見学をして、プールの衛生管理や過去の症例数などをチェックしてください。また5〜10万円程度の追加費用がかかるため具体的な値段も尋ねるとよいでしょう。あくまで数ある出産方法の1つとして、妊娠の経過をみながら医師・助産師・ご家族で話し合い、納得のいく出産方法を選んでください。(医師)
水中出産は日本ではまだ体制が整っていないのが現状で、行っている施設は限られていますし、助産院でしたら急変時に対応できる医師がいるのか、大きな病院と連携しているのかも確認が必要です。(産科医師)
赤ちゃんはお腹の中では羊水の中にいますし、空気に触れて泣くことで肺呼吸に変わるため、出てきた時の呼吸は心配ないでしょう。水中といっても大きなプールで出産するわけでなく、医師や助産師は常に付き添って様子を見ているので、異変があればすぐに対応できると思います。水中出産を行う場合は施設の体制や医師の方針などを踏まえた上で、家族とよく相談してから決めてください。(産科医師)

水中出産についてはまだ情報が少ないようですが、一度自分の目で施設を見学し、直接話を聞いてみるのが良いようです。教えていただいたメリット・デメリットを参考に、医師や家族とよく話し合って決めてください。


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