チック

2016/08/27

8歳の娘のチック症、どうすれば治りますか?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

8歳の娘のチック症、どうすれば治りますか?

チックは比較的発症頻度の高い病気で、子どもの1~2割ほどが発症するといわれています。ほとんどは一過性のもので、いずれ消失すると考えられてはいますが、その症状のせいで家族が相当なストレスを抱え苦しんでいるとしたら…。チックの症状の一つである「咳払い」がある相談者の娘さん。なんとかして早く改善したいものです。

40代女性からの相談:「咳払いを頻発するチックの対処法が知りたい」

我が家の娘(8才)は、不安定になると咳払いが始まります。原因は自然災害への恐怖であったり、友達、学校での悩みなどが考えられますが、確定は出来ません。娘の様子に気を付け、寄り添う事を心がけていますが、まばたきや肩をすくめる仕草などのチックと違い、咳払いはかなり耳障りです。本人は無意識なのですが、テレビの音も聞こえないし、眠るまでずっと咳払いが続くとさすがに「うるさい」とは言わなくても、うんざりしてしまいます。耐えるしかないのでしょうか。話をしていれば止まるかと思い、会話を心がけますが、会話中もやみません。家族みんなでストレスを抱え悩んでいます。(40代 女性)

チック症についてのあれこれ

代表的なチックの症状といえばまばたきや顔しかめを思い浮かべますが、相談者の娘さんのような咳払いや鼻ならしなど、発声を伴うものも珍しくありません。原因も多岐にわたり、特定することは専門家でも難しいようです。

チック症は幼児期や学童期の子どもに発症する病気です。顔をしかめたり、瞬きをしたり、咳払いも症状のひとつになります。先天的なものや、ストレスが原因で起こることがあります。自然災害に遭遇したことがきっかけでチック症に罹った可能性は考えられます。性格の穏やかな子どもや傷つきやすいタイプの子どもが罹りやすいと言われています。(看護師)
チックは必ずしも肩をすくめるような動作や瞬きなどが症状として出現するとは限りません。それらの症状はチックとして起こりやすい症状として広く知られていますが、他の症状が出現することがあります。その一つが咳払いです。咳払いや鼻ならし、叫んだり一つの言葉を何度も繰り返し言い続けるものがあります。それらは発声チックと言われたりします。(医師)

どのような対処が望ましいか

チックの症状が出ている子どもの心理状態は、不安と緊張でいっぱいになっていることが多いようです。相談者も実践しているように、子どもの気持ちに寄り添い、不安や心配を取り除いてあげることが大切です。また、家族だけで対処しようとせず学校の理解や協力を仰ぎましょう。

チック症の子どもに咳払いをやめるよう注意したり叱ったりするのは逆効果になります。学校でも先生に事情を話して理解してもらうことが必要です。またチック症は不安や緊張から起こるため、子どもの心に耳を傾けることが重要です。学校で心配なことはないか、話を聞いてあげるようにして下さい。(看護師)

専門医の治療も視野に入れるべき

長期化するケースは少なく、自然に症状がおさまることが多いチックですが、やはり一度は受診するべきだと専門家は口を揃えます。相談者のように、娘さんの症状で家族皆が困っているのであればなおさら専門医に相談し、注意点などを明確にしましょう。

症状が酷い時には小児科や心療内科を受診して、専門家の治療を受けるようにして下さい。(看護師)
咳払いが始まって病院には行きましたか?チックの症状が1年未満であれば一過性チック症であり、自然となくなることもあります。ほとんどの場合は数か月で症状が消失するようです。心配であれば一度病院を受診してみるといいでしょう。(医師)

相談者は娘さんが心に抱える不安や緊張をほぐし、症状を軽くしてあげたいと切望していることと思います。そのためには本人が症状にとらわれすぎないように配慮し、安心して勉強や運動、趣味に没頭する時間を持たせてあげることが大切だといわれています。少し時間はかかるかもしれませんが、これまで通り娘さんの気持ちに寄り添い、辛抱強く見守ってあげることが大切なのではないでしょうか。


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