チック

2016/08/28

治療が必要?1年続いているチックの症状

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

治療が必要?1年続いているチックの症状

ふとした瞬間に気づく、普段とは違う子どもの動き。幼い子どもに見られることが多いチック症状らしきものを改善するには、病院での治療が必要なのでしょうか。

ママからの相談:「9歳の息子のチックについて」

息子にチックのような症状があります。1年ほど前からで、担任教師の厳しい指導によるストレスがきっかけではないかと思っています。肩を上下に上げ下げする、不意に小さな叫び声を発するなどの症状があり、同級生にいじめられたりしないか不安です。この症状は治療しないと完治しないのでしょうか。(30代・女性)

チックの症状について

相談者さんのお子さんは現在9歳です。これくらいの年齢で症状が出るのは一般的なことなのでしょうか。また医療従事者は症状の内容や原因について、相談者さんの解釈をどう捉えているのでしょうか。

チックで初めて症状が出やすいのは、3歳から4歳くらいの時期だといわれています。もちろん、それ以外の年齢でも症状が出ることはあります。(看護師)
肩を上下に動かす、突然発声するなど現在の症状は気づきやすいようですが、チックの症状はこれだけではありません。見つけにくい症状もあり、これまで見逃していたということもあるかもしれません。(看護師)
ストレスや精神的なものが原因と考えていらっしゃるようですが、チックの根本的なところは精神的な問題やストレスで起こるものではありません。はっきりとしたことはわかっていないですが、脳の体質が原因の可能性も指摘されています。(看護師)

自然に治まるものがほとんど

重要なのは、現在の症状を親としてどうサポートしてあげればよいかということです。自然に治癒するものがほとんどのようですが、場合によっては、病院を受診したほうがよいこともありそうです。

小児のチックは治療をしなくても自然に治るものがほとんどです。本人、家族、学校といった周囲の人が症状のことをよく理解し、チックの症状が出ても注意したり指摘せず、意識させないようにして、日常生活がスムーズに行えるサポートをしてあげることが重要です。(医師)
症状は数カ月で収まるものが多いのですが、1年以上続く慢性的な症状の場合もあるようです。相談者さんの場合は1年以上続いているようですので、一度病院で診てもらった方がよいでしょう。 (看護師)
多くの場合は1年以内で症状が治まりますが、症状がひどくて日常生活に支障が出る、1年以上継続して症状が出る場合は、小児神経や心療内科、精神科などを受診して相談するのをおすすめします。(医師)
ストレスがある場合は、症状をコントロールすることが難しいことが多いので、そのような要因を取り除くことも必要です。(医師)

チックは症状が出ている期間によって、病院での治療が必要かどうか判断する一つの目安になりそうです。ただし、気づきにくい症状もあるようなので、判断に迷うようなら一度病院に相談してみるのが安心ですね。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加