チック

2016/08/29

厳しい躾のせい?子どものチック症

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

厳しい躾のせい?子どものチック症

子どもの将来のためによかれと思っての躾。その躾の厳しさがチックの原因になってしまうことは、あり得るのでしょうか。改善するために、親は何をしてあげたらよいのでしょうか。

ママからの相談:「小学4年生になってから出始めたチックの症状」

男の子だからと夫が娘より厳しく躾ているせいか、息子はいつも人の顔色をうかがって行動します。最近、緊張した時や怒られる時に左目がパチパチと痙攣しチックの症状が出ます。自覚症状はないようです。指摘するとますます症状が悪化するような気がするのですが、どうしたら症状が治まりますか。(30代・女性)

こんな点に気をつけてあげて

相談者さんが心配している、父親からの厳しい躾による精神的なストレス。それがチックの原因になっているかについては、専門家の間でも意見が分かれるようです。

多くの場合は、1年以内に自然に治癒すると言われています。ただ、躾とはいえいつも怒られてばかりだと、そのストレスに対する反応としてチックの症状が悪化し、なかなか消えないことも考えられます。頭ごなしに叱るのではなく、なぜダメなのか、どうすれば良いのかを親子間で理論的に話し合ってはいかがでしょうか。(医師)
ただ、チックという病気についてはまだ解明されていない部分が多いのが現状です。精神的なストレスが加わることで現れやすくなると言われています。また、周囲環境による心境の変化なども誘因となることがあると言われています。(看護師)
治療しなくても半年から数カ月程で治まることがほとんどなので、特に治療をしないことが多いです。それ以上続くようなら病院を受診して、アドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。(看護師)

静かに見守ってあげることも大切

一般的には数カ月から1年ほどで自然と治まることが多いとされているチック症。その間周囲の見守り姿勢は、症状改善のためにとても大切です。

ストレスや緊張を感じた際に、チックの症状が出ることは小児ではよくあることです。本人の自覚がないのであれば、周囲が指摘したり、無理にやめさせようとしたりせず、大らかに見守ってあげる方がよいでしょう。(医師)
チックは一時的なものが多いので基本的には家族が受け入れてあげることです。本人が止めようと思っても止めることのできないものなので、やめさせようとしないことです。(看護師)
心理療法、行動療法なども効果をもたらすこともありますので、症状がなかなか改善しない場合は小児神経、精神科の専門医に相談なさることをおすすめします。(医師)

まずは、周囲が指摘したりやめさせようと注意したりせず、大らかに穏やかに見守ってあげることが大切です。それでも長い間、症状が治まらないようなら、一度医療機関に相談してみましょう。


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