体重管理

尿蛋白と体重増加対策に覚えておきたい5つのこと

妊娠中の蛋白尿は、出産時にどう影響してくるのでしょうか。蛋白尿に加えて赤ちゃんが大きくなり過ぎているのではと不安を感じている相談者さんに、看護師さん達はこう答えています。

32歳女性からの質問:「尿蛋白が陽性。出産への影響は?」

妊娠36週です。先週より尿蛋白が出るようになり、先日の健診では陽性という結果に。浮腫み、血圧の上昇はありません。赤ちゃんは週数に比べて大きく、念のため糖の検査もしました。予定日まであと4週あり、どこまで大きくなってしまうのか不安です。1人目は普通の大きさでしたが、大きくても問題なく分娩できますか?頭周りは10cm近くまで成長しています。食事など、どう注意したらよいですか。(32歳・女性)

赤ちゃんの成長は十分。今後は食事や運動で対処を

赤ちゃんが大きくなり過ぎないよう、塩分や脂肪分に気をつけ、ストレッチをして股関節を柔らかくしておきましょう。

赤ちゃんが大きくなり過ぎるとお母さんにも赤ちゃんにも負担がかかり、分娩も難しくなります。一人目に比べ、二人目、三人目になると胎児も大きくなるといわれています。赤ちゃんは十分成長していますから、余計なカロリーは摂らないようにしましょう。脂肪分の多いものは控えて野菜を中心に、食事は腹八分目にしてください。塩分はできる限り摂らないようにしましょう。(産科・婦人科看護師)
今まで以上に散歩や軽い運動をして、身体を動かすようにしてください。座る時にあぐらをかいて座ると、股関節の開きがよくなります。不安な気持ちは赤ちゃんにも伝わるので、落ち着いて出産を迎えてください。(産科・婦人科看護師)

蛋白尿予防に有効な5つの心がけ

塩分、ストレス、高カロリーのものを避け、カリウムを摂って適度な運動を取り入れるなど、以下の5点を試してください。

すでに出産されているので少々大きめの赤ちゃんでも大丈夫かと思いますが、今後の成長具合によっては主治医と相談して帝王切開を検討した方がよい可能性もあります。(一般内科看護師)

今後蛋白尿が出ないように、また体重が増え過ぎないようにするための対策として、

1.塩分を控える:
妊娠中は最高で通常の1.5倍にまで血液量が増え、腎臓の濾過機能がそれに追いつかず蛋白が尿に漏れてしまいます。塩分を過剰に摂ると腎臓の負担になり、また塩分で食欲が刺激され、結果食べ過ぎてしまいますので、塩分は控えめにしましょう。
2.カリウムを積極的に摂る:
カリウムは尿によってナトリウム(塩分)を排出してくれます。豆類や豆製品、魚類や海草類やキノコ類などに多く含まれますので、これらを積極的に食べるよう心がけましょう。
3.ストレスを溜めないようにする:
ストレスで蛋白尿が出ることも知られています。マッサージやアロマ、趣味などでリラックスできる環境を作りましょう。
4.適度な運動を心がける:
ストレス解消にも、過剰なカロリーを消費するためにも、また出産に必要な筋肉を鍛えるためにも、適度な運動が推奨されます。
5.食事の量を減らし、間食を野菜や果物、小魚などに換える:
間食を食物繊維の豊富な野菜や果物にしたり、低下カロリーなコンニャクゼリーやおからクッキー、おしゃぶり昆布など健康的なおやつに切り替え、1日の摂取カロリーを低くするよう心がけましょう。

食事量と塩分摂取・排出量に気をつけ、適度な運動をするとよいようです。出産の際に母子共に負担が掛からないようにするためにも、毎日実践してみてください。


2015/01/27

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