出産手当金

2016/08/23

退職した後に出産手当金を受け取る方法

この記事の監修/執筆

イクシル編集部

退職した後に出産手当金を受け取る方法

妊娠し、出産を機に退職する人もいるかもしれません。しかし、退職すると金銭的に不安がありますし、出産には多くの費用がかかります。そんな時に活用したいのが出産手当金制度です。出産手当金は退職後でも受け取ることができます。

出産手当金とは?

出産前に産休を取る人は多いですが、産休中は給料が支払われない会社もあります。産休期間中に、健康保険から支給される手当金が出産手当金です。

出産手当金は、正社員で働いている人はもちろん、契約社員の人、派遣やパートの人でも、健康保険に加入してさえいれば支払い対象になるので、出産をする人はぜひ活用したい制度です。

出産手当金は、出産日を含む出産前42日と出産日の翌日から56日の間で、産休中に給料が得られなかった日を対象に支払われます。双子など多胎の場合は産前98日になり、出産が予定日より伸びた場合はその分の出産手当金も得られます。逆に出産が予定よりも早かった場合はその分支給額は減ってしまうことになります。

「標準報酬日額×2/3×対象日数=支給金額」で支払われ、標準報酬日額は、健康保険で設定される標準報酬月額を30で割った金額になります。また、出産手当金の金額よりも給料が少ない場合は、差額分が支払われます。

退職後でも出産手当金を受け取るための条件とは?

退職後でも出産手当金を受け取るためには3つの条件があります。

第一に、退職日までの間に健康保険の被保険者期間が1年以上あることです。継続して同じ会社に勤めている場合は良いですが、特に派遣の場合だと、1日でも間が空いてしまわないように注意が必要です。途中で国民健康保険に加入したり、任意継続したとしても条件は満たされません。しかし、1年未満の場合でも、産前42日以内に在職していて産休を取っていた期間は支払いが受けられます。

第二に、出産日か出産予定日から42日前までに退職しているということです。あまり早く退職しすぎても出産手当金は受け取れませんので、注意して下さい。

第三に、退職日には出勤していないということです。第一と第二の条件を満たしている場合でも、もし退職日に出勤していれば、出産手当金は受け取ることができなくなってしまいます。退職日は産休扱いになっている必要があります。

出産手当金を受け取るためには?

出産手当金を受け取るためには、勤務先の担当者に出産手当金を受け取るための申請手続きをする必要があります。申請すると「健康保険出産手当金支給申請書」という書類をもらえます。この申請書を産院に持っていき、必要事項を記入します。その後、再び勤務先の担当者に必要事項を記入してもらい、そのまま提出します。提出する際は、この申請書以外に、給与明細書やタイムカードのコピーなども必要です。

出産手当金は、申請後1、2カ月の間に指定口座に振り込まれます。もし産後すぐに手続きできない場合でも、産休初日の翌日から2年以内であれば申請すれば受け取ることができます。もし2年を過ぎた場合は、1日経つごとに1日ずつもらえる日数が減っていくので気を付けましょう。


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