溶連菌

2016/09/07

溶連菌のキャリアといわれたことがある…一度治療すべき?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

溶連菌のキャリアといわれたことがある…一度治療すべき?

海外に住んでいるときに溶連菌キャリアだといわれたお子さんですが、帰国後とくに検査や治療はしていないものの不安を感じることがあるというママからの相談が寄せられました。一度きちんと治療すべきかという質問に対し、専門家の皆さんはなんと答えているでしょうか。

ママからの相談:「海外在住時に、溶連菌のキャリアだと言われました。」

以前海外在住時に、子どもが常に喉に溶連菌を持っているがいつもは発症をしていない状態だといわれました。体調のバランスを崩した時に喉の痛みを訴えるかもしれないが、特に治療はいらないとのことでした。帰国後検査はしていませんが、時々風邪をひいて喉の痛みを訴えることがあると「溶連菌ではないか」と不安になります。誰かにうつす可能性もありますし、抗生剤などできちんと治療した方がよいのでしょうか。(20代・女性)

日頃から風邪の予防を心がけましょう

さまざまな経緯で、溶連菌保菌者となっている子どもは少なくないようです。保菌者は体力が落ちると発症するため、普段からうがいや手洗いなど、風邪の予防に努めるようにしましょう。

溶連菌感染症は子どもに多くみられ集団感染も多い病気です。溶連菌を保菌している子どもも比較的多い傾向にあります。溶連菌に感染して治療をしてもきちんと除菌できないと保菌者となる可能性があります。また菌に感染していながらも発熱せず、軽い咽頭炎だと思い治療をしなかった場合も保菌者となる可能性があります。(内科看護師)
感染経路は、主に飛沫感染ですから、おっしゃるように感染者のくしゃみや唾液によって、他の方に感染させることがあります。また、お子さんのように、健康な体内に存在している溶連菌もあり、体力が落ちている時、抵抗力が弱った時に発症する場合もあります。日頃からうがいや手洗いなど、風邪の予防を心がけてください。(産科医師)

一般的には保菌者の治療は行われません

溶連菌の保菌者に対しては、一般的には治療の必要がないとされているようです。しかし、頻繁に発症するなど治療が必要と思われるケースもあるため、気になる場合は小児科で相談するとよいかもしれません。

発症しなければ特に治療せず、お子さんの体力がつくのを待つことが多いですが、頻回に咽頭炎などを繰り返す場合は、しっかり治療した方がよいでしょう。(産科医師)
溶連菌を保菌している場合、検査をしても陽性がでることがほとんどです。また溶連菌では保菌者に対して治療する必要はないといわれています。保菌者の除菌も可能ですが、完全に排除するのは難しいことが多いです。一度小児科で相談するとよいでしょう。(内科看護師)

溶連菌を保菌している子どもは少なくありません。保菌者は日頃から風邪予防に注意し、発症を防ぐようにしましょう。保菌者に対する治療は必要ないとされていますが、頻回に発症する場合は小児科で相談してみるとよいでしょう。


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