アトピー性皮膚炎

2016/09/06

パパがひどいアトピー、子どもへの遺伝が心配です

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

パパがひどいアトピー、子どもへの遺伝が心配です

パパが大人になった今もひどいアトピーに悩まされており、アトピーは遺伝すると聞いて不安になっているママから相談が寄せられました。今後子どももアトピーを発症するのかという質問に対し、専門家の皆さんの答えとは。

ママからの相談:「アトピー性皮膚炎について」

夫がひどいアトピーで、大人になった今でも薬を手放せず、定期的に病院へも通っています。アトピーは遺伝すると聞いたのですが、実際どうなのでしょうか。今のところ、2歳になる子どもに症状はみられませんが、やはり肌が弱いようで季節性の湿疹に悩まされています。このような状況で、今後アトピーを発症することがあるのでしょうか。また、どのようにすれば肌を丈夫にし、トラブルを回避することができるのでしょうか。(30代・女性)

アトピーではなくアレルギー体質が遺伝します

遺伝するのは、アトピーを引き起こすアレルギー体質です。パパだけがアレルギー体質の場合、30%の確率で子どももアレルギー体質になるようです。

アトピーが遺伝するのではなく、アトピーにつながるアレルギーを起こしやすい体質が遺伝されます。両親がアレルギー体質の場合は約50%、どちらかがアレルギー体質の場合は約30%が遺伝すると言われ、どちらもアレルギー体質でなくても10%は発症する可能性があると言われています。(産科医師)

アレルゲンの排除と免疫力アップを心がけましょう

アレルギー体質が遺伝している可能性を念頭に、生活環境からアレルゲンを取り除き、皮膚への刺激が少ない生活を心掛けましょう。食べ物などから免疫力を高める工夫をしていくとよいでしょう。

お子さんがアレルギー体質を遺伝しているのでしたら、なるべくアレルゲンを近づけないようにしなければなりません。アトピーは生活環境も関わってきますから、お子さんが過ごす部屋はこまめに掃除して、ホコリをためないようにしてください。布製のソファやクッション、絨毯などはホコリをためやすいので、なるべく使用しない方がいいでしょう。(産科医師)
体は刺激の少ないボディソープや石鹸で洗い、ナイロンタオルやスポンジは使用しないでください。入浴後はクリームなどで保湿してください。食べ物は免疫力を高めるネギやニラなどをとるといいですが、小さいお子さんに無理でしたら、それにこだわらず、バランスのとれた食事を心がけてください。(産科医師)
アトピーなどのアレルギー体質はストレスなど免疫力が低下した時に症状が酷くなる傾向があります。普段から規則正しい生活や栄養バランスの良い食事やアレルゲンとなる食品を避けるよう心がけ免疫力を高めておくとよいでしょう。入浴時に使用するシャンプーや石鹸も低刺激性で肌に優しい物を使用します。そして入浴後は乾燥しないようにワセリンなど低刺激な保湿剤で肌を保湿してあげましょう。(内科看護師)

アトピー自体ではなく、アトピーの原因となるアレルギー体質が遺伝します。生活環境からアレルゲンを取り除き、免疫力を高める食事を心がけるなど、アレルギー体質が遺伝していても健康な生活が送れるよう普段からの工夫が大切です。


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