服薬

2016/09/05

抗アレルギー剤のアレロック、長期の服用は危険?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

抗アレルギー剤のアレロック、長期の服用は危険?

医師に処方された抗アレルギー剤のアレロック。それで症状が治まるなら安心ではありますが、長期間、子どもに薬を飲ませ続けることに問題はないのでしょうか。副作用などの心配はないのでしょうか。

ママからの相談:「アレロックの長期服用について」

5歳の娘はもともと乾燥肌です。今年に入って鼻づまりや咳も出始めたので耳鼻科を受診すると、アレルギーの可能性があるということでアレロックを処方されました。薬の服用で症状は落ち着いていますが、ずっと飲み続けて副作用などないのでしょうか。また成長するとアレルギーの症状は改善されるのでしょうか。(30代・女性)

どんな薬にも副作用が

アレルギーによる不快な症状を和らげてくれる抗アレルギー剤。症状が落ち着くことで安心する反面、薬の副作用というのも気になります。アレロックの長期使用について、専門家の意見を聞いてみましょう。

どの薬にも言えることですが、アレロックにも副作用はあります。子どもの場合の主な副作用は傾眠傾向、肝機能障害、腎障害などですが、医師の指示で決められた期間の服用でしたら心配ないでしょう。服用して蕁麻疹、下痢、嘔吐など普段とは違う症状が出たら、すぐに服用を中止して医師に相談してください。(産科婦人科医師)
アレロックはアレルギー性鼻炎に効果の高い薬です。アレルギー性鼻炎の他に蕁麻疹や発疹、皮膚の痒みなどにも効果を発揮します。人によっては眠気や倦怠感、集中力の低下など起きることがありますが、重大な副作用は少ない薬とされています。(内科看護師)
アレロックを長期間内服することによる副作用は稀ですが、肝機能障害、劇症肝炎などが起こることがあります。極度の全身倦怠感や発熱、黄疸が見られた時は内服を中止して医師の診察を受けるようにしてください。また、気になるようでしたら肝機能値を確認するためにも、定期的に検査を受けることをおすすめします。(内科看護師)

成長とともに改善する可能性は?

医師の指導のもと用量用法を守って服用すれば、基本的には問題ないといえそうです。では、子どもの成長とともにアレルギーが改善する、完治するということは、いったいあり得るのでしょうか。

アレルギー疾患に一度罹ると完治するのは難しいとされていますが、症状を緩和することは可能です。規則正しい生活や栄養バランスのよい食事の摂取、腸内環境を整えることで症状が改善されるでしょう。(内科看護師)
特に腸は免疫機能を司る臓器で、腸内環境が悪いと免疫力が低下してアレルギーなどの症状を発症することがあります。基本的なことですが、規則正しい生活や食習慣でアレルギー症状が改善するといわれています。(内科看護師)
小さい子どものアレルギーは成長とともに抵抗力がついてくれば、改善できる場合もあります。アレルギーの症状がある場合は、普段からうがいや手洗い、部屋の掃除など日常生活でのアレルギー対策を心がけ、なるべくアレルゲンを避けて症状を抑えることが必要といえるでしょう。(産科婦人科医師)

薬は医師の指示どおりに服用し、異変があれば速やかに医師に相談しましょう。また、症状を改善するには、普段の生活環境や食生活をしっかりと整えていくことがキーポイントといえそうです。


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