食物アレルギー

2016/09/05

検査を受けるべき?突然のパイナップルアレルギー

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

検査を受けるべき?突然のパイナップルアレルギー

今までは食べても問題なかったパイナップルで、ある日突然アレルギーのような症状が子どもに出たというママからの質問です。フルーツとしてとても一般的なパイナップルのアレルギーには、どう対処したらよいのでしょうか。

ママからの相談:「パイナップルアレルギーについて」

子どもは今までもパイナップルを食べていたのですが、ある日、給食で食べた直後に顔が腫れ、唇がかぶれました。医療機関によると原因はパイナップルのようではありますが、パイナップルは血液によるアレルギー検査ができないため特定は難しいといわれました。もっとしっかり検査すべきでしょうか。 (30代・女性)

パイナップルアレルギーとは

普段、何気なく口にしているパイナップルでのアレルギーとは、どんなものなのでしょうか。また、アレルギーらしき症状が出た場合、どんなことに注意すればよいのかも専門家にうかがいました。

パイナップルに含まれるたんぱく質分解酵素が口や喉の粘膜を刺激して、違和感や、ざらついた感じが起こります。これはアレルギーの一つといわれていますが、アレルギー体質でない方にも起こることがあります。(産科医師)
口の中がイガイガする、喉の痒みがある、唇が腫れるなどの症状は口腔アレルギー症候群と呼ばれています。パイナップルの缶詰など加工食品は熱でアレルゲンが低下するため症状を起こすことは少ないのですが、生のパイナップルは症状が起こりやすいといわれています。(内科看護師)
ある種の生の果物にはアレルギーを起こすタンパク質分解酵素が含まれています。缶詰や火を通したものではアレルギーは起こりにくいのですが、アレルギーを疑うようなら避けた方がよいでしょう。(産科医師)
パイナップルでアレルギーを起こした場合、メロンやキウイなどでも起こす可能性がありますから、他の生の果物を食べさせる時も注意してください。(産科医師)

アレルギー検査について

生のパイナップルでアレルギーらしき症状が出た場合、パイナップルだけを避ければよいというわけではなさそうです。やはり、きちんとアレルギーの検査を受けておいた方がよいのでしょうか。

小さい子どものアレルギーは成長とともに改善される場合もあり、検査で陽性が出ても症状が出ないことや、逆に陰性でも症状が出る場合があります。心配でしたら、検査を行ってアレルゲンを特定した方がいいでしょう。(産科医師)
血液検査ではパイナップルが原因かどうか判断することが難しいため、皮膚検査でアレルギー反応を調べることができます。皮膚に少しだけ傷をつけて生のパイナップルの果汁を付けたり、皮膚の表面に針を刺して反応を調べる方法があります。(内科看護師)
食物負荷試験など、実際のパイナップルを少量ずつ摂取しながら調べる方法があります。パイナップルアレルギーはアナフィラキシーショックを起こす恐れもあるので、アレルギー専門の医療機関で検査することをおすすめします。(内科看護師)

パイナップルのアレルギーを疑う場合は、他の生のフルーツを食べさせるときも注意しましょう。また、アレルゲンを特定するために、一度専門の医療機関で検査を受けておくと安心です。


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