食物アレルギー

2016/09/04

子どもに遺伝する可能性は?夫のそばアレルギー

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

子どもに遺伝する可能性は?夫のそばアレルギー

身の回りにあるものがアレルゲンとなって、さまざまな症状を起こしてしまうアレルギー。親がそばアレルギーだったら、子どももそばアレルギーになってしまうのでしょうか。

ママからの相談:「夫のそばアレルギーの子どもへの遺伝について」

夫がそばアレルギーです。アレルギーは子どもに遺伝するのでしょうか。これから集団生活が始まってそばを口にする機会があるかもしれないので、その前にアレルギーの有無を知りたいのですが、怖くて食べさせることができません。そばアレルギーの有無を確認するには、どんな方法があるのでしょうか。 (30代・女性)

アレルギーが遺伝する確率

アレルギーが遺伝する可能性はどれくらいあるのでしょうか。あくまでも数字のうえでの話ではありますが、専門家にアレルギー遺伝の確率を伺いました。

アレルギーそのものが遺伝するのではなく、アレルギーを起こしやすい体質が遺伝されます。両親がアレルギー体質の場合は約50%、どちらかがアレルギー体質の場合は約30%が遺伝するとされています。また、どちらもアレルギー体質でなくても10%は発症する可能性があるといわれています。(産科医師)
アレルギー体質が遺伝することはあります。特に両親ともアレルギーの場合は、約半数の確率で遺伝し、片親がアレルギーの場合は約30%の確率で遺伝するといわれています。(看護師)
親がそばアレルギーでも子どもがそばアレルギーになるとは限らず、他のものでアレルギーを起こす可能性があります。また、アレルギーを起こさない可能性もあります。(産科医師)

アレルギーの有無を確認するには

両親のどちらかにアレルギーがあれば、そうでない場合よりもアレルギー体質が受け継がれる確率は高くなるようです。早めにアレルギーの有無を確認するには、どのような方法があるのでしょうか。

アレルギーかもしれないものはできるだけ避けるたほうがよいですが、わからない場合は、薄めたものや少量を食べさせて様子をみる方法があります。アレルギーによっては時間が経過してから症状が出る場合もあるので、少なくても一晩くらい様子をみる必要があります。アレルゲンを特定するためには、他のものと混ぜるのではなく、単独であげた方が判断しやすいでしょう。(産科医師)
そばアレルギーは食物アレルギーの中でもアナフィラキシーショックなど重篤な症状を起こしやすく、年齢が高くなってもアレルギー症状が起きてしまう食品のひとつです。通常、食物アレルギーは年齢が高くなるにつれて食べられるようになりますが、そばアレルギーは耐性ができにくい食品です。そのため慎重に与える必要があります。(看護師)
そばアレルギーの有無は血液検査で調べることができるので、まず小児科や皮膚科、アレルギー専門の病院で検査を行ったうえでそばを与えるようにしてください。またそばのゆで汁で一緒に茹でたうどんでもアレルギー症状が起きるため、そばは厳重に注意する必要のある食品です。(看護師)

重篤な症状を起こす可能性もあるというそばアレルギー。子どもの安全を第一に考えると、アレルギーがあるかどうかは、医療機関できちんと検査を受けて判断するのが安心といえそうです。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加