溶連菌

2016/09/04

溶連菌は幼児特有の病気?小学生になると感染しない?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

溶連菌は幼児特有の病気?小学生になると感染しない?

溶連菌感染症は小さい子どもがよくかかるイメージですが、成長して学童期に入るともう感染することはないのでしょうか。幼稚園時代は毎年かかっていたが、小学生になってから溶連菌と診断されたことがないという相談に対し、看護師さんたちの回答とは。

ママからの相談:「小学生になってから一度も溶連菌と診断されず。免疫がついた?」

子どもが幼稚園の時は毎年のように溶連菌に感染し、ひどい時は年に何度もかかりました。ところが小学生になったら、熱を出して通院しても溶連菌と診断されることはなくなりました。かかりつけ医は、余計なことは質問しにくい雰囲気なのでずっと聞けずにいましたが、溶連菌は幼児特有の病気なのでしょうか。発熱した時に、病院にかからず熱が下がったことが何度もあり、知らないうちに溶連菌にかかっていたらと思うと心配です。(40代・女性)

場合によっては自然治癒することも

溶連菌は幼児期~学童期の子どもに多く発症する病気で、通常は溶連菌と診断されると治療が必要ですが、時には症状がでないこともあるようです。しかし感染したまま放っておくと合併症を起こすこともあるので、やはりきちんと治療した方がよいようです。

溶連菌感染症は5~15歳の子どもが多く発症する病気で、病原菌の型がいくつもあるため何度でも感染を繰り返しますが、成人になるに従い抗体もできてくるので、症状がでないこともあります。溶連菌は咽頭や皮膚などに定着している細菌で、菌が残っていると再感染することもあり、発熱や咽頭痛だけなら残っていた溶連菌が再燃した可能性があります。(内科看護師)
溶連菌に感染すると、発病してから2~4日後に発疹や赤いボツボツとしたいちご舌になることもあります。溶連菌は感染しても症状がほとんどなく治ることもありますが、後からリウマチ熱や糸球体腎炎などの合併症を引き起こすことがあります。現在かかっている医師に不信感があるなら、相談しやすい小児科を探すのもよいでしょう。(内科看護師)

幼児が感染しやすい理由とは?

溶連菌は、幼児特有の病気というわけではないようです。しかし実際には小さい子どもの間で多く感染がみられますが、小学生や大人と比べ幼児が感染しやすい理由は何なのでしょうか。

溶連菌は幼児特有の病気ではありません。幼児は小学生や大人と比べると免疫力や抵抗力が弱いですし、また色々なものを触った指を口に入れたり、きちんとマスクを装着できないなどの理由からどうしても感染しやすいです。小学生以上になれば手洗いの習慣もついてきますし、何より汚れた指を口に入れるようなことはほとんどないので、感染率も減ってくるのでしょう。(看護師)
溶連菌に感染しやすいシーズンは、冬と春~夏にかけての2回あるため、年に何度か感染したとしても不思議ではありません。またあくまでも流行るシーズンが2回というだけで、それ以外の時期でも感染することは当然あります。(看護師)

成長するにつれて感染の可能性が低くなるのは、手洗いうがいの習慣や、小さい頃のように汚れた手で口元を触らないからというのも理由の1つのようです。溶連菌は放っておくと合併症を引き落とすこともあるので、疑わしい場合はきちんと検査をした方がよいでしょう。


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