溶連菌

2016/09/03

溶連菌で喉が真っ赤なのに痛みを感じない?感覚がマヒ?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

溶連菌で喉が真っ赤なのに痛みを感じない?感覚がマヒ?

幼稚園や学校など集団の場で過ごすことが多い子どもは、毎年のように溶連菌をもらってくることがあります。溶連菌は喉の痛みが特徴の1つですが、喉が赤いのに子どもが痛みを感じていないようだという相談に、看護師さんたちは何といっているのでしょうか。

ママからの相談:「溶連菌にかかっても、本人は喉が痛いなど自覚症状がないが?」

現在7歳の息子は幼稚園の3年間で3度も溶連菌に感染し、クラスで大流行する時期があると必ず感染しますが、喉が真っ赤だと医師にいわれても本人には喉が痛いという自覚症状がありません。喉が痛いという感覚がないのか、それともしょっちゅう喉が痛いのでそれが当たり前になっているのでしょうか。病院に行った時に医師に症状を具体的に話せないと、溶連菌だと思われず検査もしてもらえないということにならないでしょうか。(30代・女性)

集団生活の場でかかりやすい溶連菌

子どもの場合、きちんと手洗いやうがいをできていなかったり、ついマスクを外してしまったりするので、溶連菌が流行する時期はどうしても集団で感染しやすいようです。

どんなに有効な予防策があったとしても、子どもは遊びに夢中になるとマスクなんてすぐに外してしまいますし、しょっちゅう手指で口を触ったり手洗いを忘れたりするので、小さなお子さんが集まるような場所ではどうしても病気が流行しやすいです。(看護師)
溶連菌感染症は幼児期や学童期に多く発生する集団感染症の1つで、11月~3月頃にかけて流行しますが、7月〜9月にかけても流行る時期があります。(内科看護師)

症状には個人差があり、咽頭痛がないことも

喉の痛みは溶連菌の特徴の1つですが、必ず咽頭痛が現れるというわけではないようです。自覚症状がないため正しい診断がされないのではという不安に対しては、周囲で溶連菌が流行っている旨を医師に伝えると、検査をしてもらえるでしょう。

一般的な症状は発熱・咽頭痛などで、喉の痛みは溶連菌の特徴の1つですが 、症状には個人差があるので、喉に赤みがあっても咽頭痛を伴わないこともあります。溶連菌に特徴的ないちご舌や発疹が出るのは、発病後2~4日後なので、検査を希望する場合は学校での溶連菌の状況を医師に話すようにしてください。(内科看護師)
小児科医なら、周辺で流行っている感染症はないかなど様々な可能性を考えて診察するはずですし、心配ならもちろんこちらから検査を希望することもできます。また喉の痛みについては、喉が真っ赤になっているからといって必ずしも痛みがあるとは限りません。私自身も、喉が赤いと指摘されても痛みがないこともあります。(看護師)
小児科を受診した時は、クラスで溶連菌が流行していることを話すと検査をしてくれます。太めの綿棒で咽頭拭い液を採取して、迅速診断キットを用いれば15分程度で簡単に判定ができます。但し、検査前に抗生物質を内服していると溶連菌が陽性でも陰性反応が出ることがあります。(内科看護師)

溶連菌に感染しても、症状には個人差があるので喉に痛みを感じないこともあるようです。周囲の状況から考えて溶連菌が疑われる場合は、診察時にその旨を伝えるようにすると、医師の診断の目安になるかもしれません。


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