溶連菌

2016/09/03

5歳の娘が毎年のように溶連菌に感染。予防するにはどうすれば?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

5歳の娘が毎年のように溶連菌に感染。予防するにはどうすれば?

溶連菌は子どもがかかりやすい感染症で、中には何度もかかってしまう子もいるようです。5歳の子どもが毎年溶連菌に感染するが、幼稚園で流行っていなくてももらってくるのはなぜか、また効果的な予防法はあるかとの問いに、看護師さん達はどう答えているでしょうか。

ママからの相談:「毎年溶連菌に感染しないための予防を教えて」

現在5歳の娘は、3歳と4歳の時に溶連菌感染症になりました。風邪やインフルエンザが流行っても、いつも移されることなく元気に幼稚園に通っていますが、溶連菌に関してはこの2年間で3回も感染して園をお休みしました。幼稚園で溶連菌感染症が流行っていなくても、なぜか娘だけかかります。病院の薬で治療はできますが、事前に予防する方法はあるのでしょうか。(20代・女性)

感染経路が多く自宅で感染することも

溶連菌は感染経路がたくさんあるためかかりやすく、型も1つではないので何度も感染してしまうことがあります。主に集団生活の場で移されるというイメージですが、実は自宅内でも菌が潜んでいる可能性があると、看護師さんは説明しています。

溶連菌感染症は子どもが集団感染しやすい代表的な病気で、数種類の型があるため、異なる型に感染すれば何度でもかかります。人に感染するのはA郡溶血性連鎖球菌がほとんどで、飛沫感染や経口感染するためくしゃみや鼻水、手指などを介して感染します。(内科看護師)
インフルエンザは飛沫感染がほとんどですが、溶連菌は手についた菌を口に運んだりすることでも感染しやすいものです。感染経路がたくさんあり、保育園など幼児や多くの人が集まるような場所だけではなく、持ち込んだつもりがなくても自宅内に繁殖していたりします。(看護師)

溶連菌感染症を予防するためには?

特別な溶連菌感染症対策というのはなく、通常の風邪予防と同じように手洗いやうがいの励行が推奨されます。免疫力を高めて菌に感染しにくい身体をつくるため、日頃から規則正しい生活を送るようにしましょう。

A郡溶血性連鎖球菌は消毒液に弱いため、帰宅後や食事前など口に物を入れる時は手洗いを行うほか、うがいやマスクの着用も予防策になります。感染者と食器などを共用するのは避け、日頃から栄養バランスのよい食事を摂り、規則正しい生活を心がけ免疫力を高めておきましょう。(内科看護師)
予防策としては手洗いうがいの励行、マスクの常用着用、同じタオルや食器などを共用しない、生活する場所をアルコールなどで清潔にしておくことなどが挙げられます。5歳にもなれば、マスクを着用して手洗いもきちんとできると思いますが、自宅でも感染の可能性があるので気を付けるようにしましょう。(看護師)
溶連菌感染症は冬以外にも春から夏の初めにかけて流行するので、この時期は特に注意が必要です。また溶連菌感染症と重なる時期に、アデノウイルスなどの感染症もあります。(内科看護師)

溶連菌は感染経路が多いため、小さい子どもだとどうしてもかかりやすいようです。また、幼稚園などで流行していなくても菌は様々な所に存在するため、日頃から手洗いとうがいをきちんと行い、特に流行する季節は入念な感染予防が必要です。


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