アトピー

2016/09/09

1歳の子どものアトピー、アレルギーになりやすい?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

1歳の子どものアトピー、アレルギーになりやすい?

お子さんの健やかな成長は全ての親の切なる願いですが、幼少のうちは特に病気や体質に悩まされるものです。相談者はお子さんがアトピー体質と診断され、今後様々なアレルギーも出てくるのではないかと心配しています。

30代男性からの相談:「アレルギーとアトピーの関係性が知りたいです」

1歳の子どもです。生まれた時から、乾燥肌で特に胸がガサガサしています。皮膚科に行ったところ、アトピー体質ですと言われました。アトピーだと、何らかのアレルギーを持ちやすいと聞きました。アトピーとアレルギーはどのくらい、どのような関係があるのでしょうか。また、日常生活で気をつけたほうがいいことがあれば教えていただきたいです。将来的にはアレルギー体質は治るのかが気になります。(30代 男性)

アレルギーの一形態がアトピーと考えましょう

相談者はアトピーとアレルギーを別のものと考えているようですが、専門家はアトピーはアレルギーの一種であると誤解を解いています。アレルゲンを除去することで症状が緩和されるアレルギーに比べ、アトピーは環境やストレスなども関係して現れる症状です。

アレルギーとアトピーは密接な関係がありますが、アレルギーは特定のアレルゲンに対し、蕁麻疹やくしゃみ、鼻水、食べ物ですと嘔吐や下痢を起こす場合があります。アレルゲンを避けることで症状が改善されますが、アトピーはアレルゲン以外にストレスや体質などの要因が絡み合って起こり、長期化するのが特徴です。アレルギーがアトピーの原因のひとつと考えてください。(医師)

アトピー体質の場合、症状を抑えるためには住環境の整備が重要です。また食事についてもアレルギー反応はないか、様子を見ながら食べさせる必要があるでしょう。

アトピー体質の方は、他のアレルギーを持っている可能性もありますので、日常生活でも注意が必要です。部屋はこまめに掃除して、ホコリをためないようにし、窓を開けるのではなく、空気清浄器で換気するようにしてください。布団は乾燥機や布団クリーナーでダニを除去してください。家の中に花粉を持ち込まないこと、外出後はうがい、手洗いを行ってください。(医師)
初めて食べさせる物は、薄めたものや少量で、少なくても一晩くらいは様子を見てください。子どものアレルギーは成長と共に改善されることがありますが、今の段階では何とも言えません。生活環境を整えることで症状の悪化を防げるでしょう。(医師)

アトピーの乾燥肌を改善するために

アトピー体質で肌が乾燥してくるとひどい痒みを伴います。ステロイドなどの薬を使用するのも致し方ないことかと思いますが、できるだけ最小限にとどめましょう。繰り返しになりますが、清潔な住環境の整備や肌の保湿に気を配ることが何よりも大切です。

アトピーがあるとアレルギーを起こしやすいと言われてはいますがアトピー=アレルギーではありません。アトピーの症状である乾燥肌、これをいかに改善するかだと思います。乾燥肌の原因がわかればそれを除去してあげることが最優先で、乾燥肌だから、よくならないからとステロイドを使用されてしまうと、原因を取り除いてはいないので、なかなかよくならないといったケースに陥ることがあります。乾燥しているのであれば保湿を十分にしましょう。埃やダニなども悪化させる原因になります。(看護師)

成長とともに治るアレルギー、治らないアレルギー

アレルゲンには様々なものがあり、症状も成長とともに改善されるものもあれば、改善が見込めず一生付き合っていかなければならないこともあります。お子さんにアレルギー症状が現れたら、アレルゲンを突き止め除去することも有効でしょう。

アレルギー体質が治るかどうかは場合によります。お子さんの免疫力は未熟ですので、今はアレルギーの様な症状が出ても成長と伴に良くなるケースもあります。一説には加工食品や人工の甘味料などが原因ともいわれているので、そういったものを避けることも一つです。(看護師)

アトピーやアレルギー体質は生活全般に注意点が多く、改善には本人と、家族にも根気が必要です。しかしアトピーに関しては神経質になりすぎてストレスを感じると、症状を悪化させてしまうと専門家は言います。体質との上手な付き合い方を探るのも大切でしょう。


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