食物アレルギー

2016/09/09

9歳の娘の果物のアレルギー反応について

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

9歳の娘の果物のアレルギー反応について

ある時メロンを食べたら激しく嘔吐するようになってしまったという相談者の娘さん。果物のアレルギーは珍しいことではありませんが、その後別の果物でも同じような反応が出たため、今後も食べられない果物が増えていくのではと心配されています。

30代女性からの相談:「果物アレルギーの種類は増えていきますか?」

現在9歳の娘ですが、3歳頃まで卵白にアレルギーがあり除去していました。3歳以降は加熱処理をすれば卵を食べる事ができるようになりました。食物アレルギーはそこで終了したかと思われましたが、6歳の頃に突然メロンを食べると激しく嘔吐するようになりました。ここからメロンは除去しているのですが、去年にキウイフルーツを食べて同じ症状が出ました。果物の酵素に反応していると思われますが、メロンもキウイも発症前までは大好物だったものです。フルーツが大好きなので、今後も食べられなくなる種類が増えてくるのか心配です。(30代 女性)

アレルギーの原因は果物に含まれるタンパク質分解酵素

果物に含まれるタンパク質分解酵素の中には、アレルギーを起こすものがあります。メロンやキウイのほか、パイナップルやいちじくなどが代表的なものです。

メロンやパイナップル、キウイに含まれるタンパク質分解酵素がアレルギーの原因といわれ、アレルギーが無い方でもパイナップルを食べると、口や舌がざらざらすると耳にしたことがあるかと思います。一般的に数分で症状は改善されますが、症状が長引いたり、嘔吐したりするようでしたら、やはり食べさせない方がいいでしょう。(医師)
キウイによる果物のアレルギーは、意外に知られていませんが多いです。原因物質はキウイに含まれるたんぱく質によって起き、同様のたんぱく質を含む食品にすでにアレルギー症状を起こされたメロンがあり、他にもパイナップル、いちじくなどがあります。(看護師)

これらの果物でアレルギー反応を起こしてしまうのなら避けた方が無難でしょう。ただ、タンパク質分解酵素の含有量が少ないジャムや缶詰などの加工品なら、美味しく食べられる場合が多いそうです。

おっしゃるように食べられる果物が限られてきますが、この酵素は生の果物に多く含まれていますから、缶詰や火を通したもの、ドライフルーツでしたら、症状が出にくいと思います。(医師)
加熱処理をすればアレルギーを起こさないと言われており、ジャムなどに加工されていれば味を楽しむことができます。(看護師)

気になる場合はアレルギー検査を

専門家は、一度アレルギー検査を受けてアレルギーを起こす物質が何なのかをはっきりさせた方がよいといっています。残念ながら相談者の娘さんの年齢ではこの種のアレルギーが治ることはないとのこと。アレルギー物質との上手な付き合い方が必要になります。

卵アレルギーがあるように、他の物でもアレルギーを起こす可能性はありますから、アレルギー検査で食べない方がいいものを調べた方がいいでしょう。(医師)
幼児期に発症したアレルギーであれば成長過程でよくなることがありますが、学童期である現在、治ることは残念ながらないでしょう。今後アレルギーを起こす果物が増えるかどうかは現時点では何とも言えないため、メロンやキウイが本当にアレルギーを起こすものなのか一度皮膚科で検査されてみてはいかがでしょうか。他のフルーツに感受性があるのか調べることも場合によっては可能だと思います。(看護師)

それまで好物だった果物がアレルギーのために食べられなくなる…お子さんにとってとてもショックな出来事に違いありません。しかし、食物アレルギーは場合によっては命にかかわる重篤な症状を呈します。お子さんの身の安全のためにアレルギー検査を受け、現在の体の状態を正しく把握しておくことをおすすめします。


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