花粉症

2016/09/10

なんとかしてあげたい、年中続く花粉アレルギーの症状…

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

なんとかしてあげたい、年中続く花粉アレルギーの症状…

花粉アレルギーというと、スギやヒノキの花粉が飛び始める春先に症状が出る人が多いですが、相談者の息子さんはイネやキクなどの花粉アレルギーにも悩まされ、年中症状が治まることがないといいます。どのような対策が望ましいのか、相談を寄せてくれました。

ママからの相談:「子どもの花粉アレルギーの対処法について」

9歳の息子は春のスギやヒノキの花粉だけでなく、夏はイネ科、秋はキク科と1年中様々な植物の花粉アレルギーに悩まされています。くしゃみ、鼻水、目のかゆみの他に皮膚炎の症状も出ています。マスクや病院で処方されるアレルギー薬で対処していますが、夏場のマスクは暑く、薬は少し眠くなるようです。思い切り外で遊ばせてあげたいのですが、アレルギーが気になって消極的になってしまいます。漢方薬で体質改善をすれば、花粉アレルギーはよくなりますか。(30代 女性)

体質に合えば、漢方薬も効果的です

相談者が言われているように、漢方薬による体質改善法も効果は見込めるということですが、デメリットも少なからずあることに留意しなければなりません。どのような療法を用いるかは専門医とよく相談したうえで決めた方がいいでしょう。

アレルギーの対処法としては、なるべくアレルゲンを避けることですから、小さいお子さんを外で遊ばせることができないというのは、お子さんにもストレスになるかと思います。(医師)
体質改善には、色々な方法があり、どれが効果的かは個人差があります。漢方薬での体質改善もそのひとつです。漢方薬には副作用がほとんどないというメリットがありますが、長期にわたって服用しなければならない、思うような効果がでにくいというデメリットもあります。どのような改善法を行うかは、皮膚科の主治医とよく相談して決めた方がいいでしょう。(医師)

生活習慣の中で行える体質改善法

花粉に負けない強い体を作るために、食生活を中心とした生活習慣の見直しも行ってみましょう。専門家は納豆やヨーグルトなどの発酵食品やネギやニンニクなどの免疫力を高める食品を多く摂ることを推奨しています。

薬以外でも免疫力を高める食品、ネギやニンニクなどがおすすめです。睡眠を充分にとり、うがいや手洗いを励行したりするなど、日常生活でも対策を行ってください。(医師)
漢方薬に限らず体質改善をすればアレルギーにならない、もしくは症状を軽減させることができます。発酵食品を摂ることで免疫が高まるため、納豆やヨーグルトを摂取されてみてはいかがでしょう。摂取したから劇的によくなるわけではありませんが、長期的に継続して効果が期待できるかもしれません。製品によっては花粉症を特異的に改善させるものもあるようですが、他の製品に比べて高価です。(看護師)

アレルギー症状を和らげる「減感作療法」とは

また専門家は、相談者のお子さんのように年中アレルギー症状が出ている場合の有効手段として減感作療法を紹介しています。

減感作療法という治療方法があり、通年でアレルギーの症状に悩まれているのであれば試す価値はあると思います。減感作療法とはアレルギーの原因となる物質を体の免疫が反応しないぎりぎりの量を注射して、徐々に体に慣れさせていくものです。注射をする、時間がかかるというデメリットは確かにありますが、現在の症状よりは改善する可能性があります。近くでそういった治療が行われている機関があるか調べてみてはいかがでしょうか。(看護師)

小さなお子さんのアレルギー治療は、副作用の心配もあり強い薬はなるべく使いたくないものです。そこで、手間と時間はかかりますが食事などの生活習慣による体質改善や漢方薬治療などが中心になっています。それぞれの体質やアレルギーの種類によって効果的な治療法も異なるので、まずは有効な治療法を探るために専門医に相談されることをおすすめします。


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