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2016/08/26

千葉県の麻しん患者10名に 妊婦の感染は流産のリスクを高めることも

この記事の監修/執筆

ニュース編集部

千葉県の麻しん患者10名に 妊婦の感染は流産のリスクを高めることも

麻しんの流行に注意!

千葉県は22日、松戸市内を中心に麻しん(はしか)の発生が続いていると発表しました。7月22日から同日までに、松戸保健所管内の複数の医療機関から10名の患者が報告されており、その大半が乳幼児です。

最初は風邪のような症状

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。非常に感染力が高く、感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染です。

感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症するとも言われています。

免疫を持ってない人が感染するとほぼ100%発症しますが、一度感染・発症すると一生免疫が持続するとも言われています。これまでは子どものうちに感染・発症し免疫を獲得するのが通常でしたが、最近では大きな流行が発生しないことから免疫を持たないまま成長し、大人になってから感染する例もあります。

妊娠中の感染には恐ろしいリスク

妊娠中に麻しんに罹ると流産や早産を起こす可能性があるため、特に注意が必要です。麻しんは予防接種が有効で、妊娠前に未接種・未罹患の場合は早い段階で予防接種を受けることが勧められています。

ただし、既に妊娠している女性は予防接種が受けられないため、感染者に近づかないなどの対応が必要となります。麻しんは感染力が強い病気ですから、妊婦と生活を共にするパートナーも予防接種を受けることが重要です。

予防接種への意識を高めよう

松戸市で報告された患者らは全員快方に向かっているとのことですが、この機会に赤ちゃんを育児している人や今後妊娠を予定している人は、予防接種歴の確認をしておきましょう。その小さな行動は自身の家族だけでなく、周りの妊婦、そして多くの赤ちゃんを麻しんから守ることに繋がります。

千葉県 麻しん(はしか)の発生について(第2報)

厚生労働省 麻しん(はしか)に関するQ&A


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