妊娠後期の体重増加

2016/08/26

太りすぎは危険!妊娠後期に参考にしたい体重増加の目安

この記事の監修/執筆

専門家監修記事

太りすぎは危険!妊娠後期に参考にしたい体重増加の目安

妊娠すると、妊娠前に比べどうしても太りやすくなります。元気な赤ちゃんを産むためにもある程度の体重増加は必要避けられませんが、増えすぎは母体も赤ちゃんも危険な状態に陥る可能性があるので注意が必要です。今回は、妊娠後期に参考にしたい体重増加の目安について説明します。

体重増加の理想的な範囲とは?

妊娠すると体重が増えるものですが、体重管理を行うことが大切です。妊娠後期に入り、臨月を迎えた頃、お腹の中にいる赤ちゃんは約3kgの重さになっています。赤ちゃんを守り、母体から栄養を与える胎盤や羊水は合わせて約1kgの重さがあります。

さらに、子宮に蓄えられた脂肪分や、妊娠することで急激に増加する血液や体液が約3kgといわれているので、約7kgほどは増加するといわれています。ほかにも、エネルギーとして皮下脂肪が蓄えられるため、体重増加の理想的な範囲は7~12kgといわれています。

妊娠中の体重管理とBMI

昔と比べ、現在では妊婦さんの栄養状態は良く、妊娠前にある程度の皮下脂肪を蓄えている人もいます。もともと太り気味だった人は、皮下脂肪をさらに蓄える必要はないので、体重増加はもっとシビアに行う必要があります。逆に痩せ気味の人はもともと持っている皮下脂肪が少ないので、体重増加に努める場合もあります。

このような判断は、肥満度を表すBMIを算出することで下すことができます。BMIは体重(kg)÷(身長(m)×身長( m))の計算式で求めることができます。
非妊娠時にBMIが18.5未満(やせ体型)は9~12kg、BMIが18.5~25.0未満(普通体型)は7~12kg、BMIが25.0以上(肥満体型)は5~7kgとされています。これよりも少ない場合は痩せ型、多い場合は肥満型と判断されます。痩せ型の場合は7~12kg、肥満型の場合は5kg以内の範囲になるよう努めましょう。

急激な体重増加は危険

妊娠中の体重増加は、いくら範囲内であったとしても急激に増加することはよろしくありません。1週間に500g以内の増加を目安に体重管理をしていきましょう。特に妊娠後期は急激に体重が増加してしまうと妊娠高血圧症候群などの妊娠合併症に陥るリスクが高まります。

妊娠高血圧症候群は進行すると子癇(しかん)や常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)、脳出血、肺水腫を併発するリスクが高まるほか、早産や死産の可能性もあるので注意が必要です。妊娠後期に入ってからの体重増加は約3kgに止め、あまり増やさないよう努めることが大切です。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加