妊娠後期とダウン症

2016/08/26

妊娠後期の赤ちゃんに見られるダウン症の特徴

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妊娠後期の赤ちゃんに見られるダウン症の特徴

妊娠後期になると、赤ちゃんの体がどんどん完成してきます。親としての願いは、何よりも元気に生まれてきてほしいということなのですが、生まれつき障害をもつ子供も中にはいます。今回は、妊娠後期にわかるダウン症の赤ちゃんの特徴について解説します。

ダウン症ってどんな病気?

まず、ダウン症がどのような病気なのかを見ていきましょう。人は23組の染色体をそれぞれ2本ずつ持っているのですが、ダウン症はそのうち21番目の染色体が1本多くなり3本存在することで発症します。これは、卵や精子が作られるときや受精卵が細胞分裂をする時に染色体が上手く分離されないことで起こるとされています。実は、このダウン症は、遺伝子疾患のうち最も多く見られるもので、決して珍しいものではありません。

では、ダウン症にはどのような症状があるのでしょうか。代表的な症状と合併症を以下に記します。
□顔面に起伏が少ない
□目がつり上がっている
□目と目の間が広い
□鼻が低く幅が狭い
□下あごが小さい
□耳が小さい
□指が短い
□知的障害
□体重がなかなか増えない
□低身長
□肥満
□筋力が弱い
□先天性の心疾患
□頸椎が不安定
□先天性の眼の疾患
□難聴

昔は、このようなダウン症の子供は9歳くらいまでしか生きられないと言われていました。しかし、現在では医療技術の進歩によって長く生きられるようになってきており、平均寿命は約50歳まで伸びています。

妊娠中に赤ちゃんがダウン症かどうかわかる?

妊娠後期になると赤ちゃんの体ができあがってくるので、定期検診のエコー検査で赤ちゃんの顔や体をしっかりと確認することができるようになります。生まれてくる子供の顔が見えるのは嬉しいことですが、この時にダウン症の身体的な特徴を発見することもあります。

また「胎動が少ないとダウン症では?」ということを耳にしたことがあるかもしれませんが、これは迷信であり、胎動とダウン症は関係ないとされています。

ダウン症の赤ちゃんの特徴とは?

お腹の中の赤ちゃんがダウン症の場合、エコーで以下の症状が見られることがあります。
□首の後ろがむくんでいて厚い
□体が小さい
□心臓の壁が薄かったり穴が開いたりしている
□小指の骨が1つ欠けている
□手足が短い
□鼻の骨がきちんとできていない

いかがでしたでしょうか。以上のような特徴が見られる場合は赤ちゃんにダウン症の疑いがあります。ただし、エコーで以上の特徴が確認されても、まだダウン症と確定したわけではありません。そのときの赤ちゃんの体勢などによって大きさや長さに誤差が生じることもあります。エコー検査でダウン症の疑いがあると言われても、もしかしたら健康な赤ちゃんが生まれてくるかもしれません。また、別の疾患であるという可能性もあります。もし心配であれば、羊水検査を受けるなどしてダウン症なのかどうかをきちんと確認してみると良いでしょう。


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