妊娠後期のお腹の張り

2016/08/29

妊娠後期にお腹の張りが現れる主な原因

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妊娠後期にお腹の張りが現れる主な原因

子宮が収縮することで引き起こされるお腹の張りは、多くの妊婦さんが経験する症状です。妊娠後期は特にお腹が張りやすいと言われていますが、それはなぜでしょうか。ここでは、妊娠後期によく見られるお腹の張りの主な原因について解説していきます。

妊娠後期にお腹の張りが現れる原因とは?

妊娠中にお腹の張りが現れるのはなぜでしょうか。お腹の張りの主な原因は「子宮の収縮」です。子宮は筋肉でできているため、何らかの刺激を受けるとキュッと収縮して張りとして認識します。特に、妊娠後期は胎児の成長に伴って子宮も急激に大きくなる上、母体が出産に向けて準備を始める時期に入るため、頻繁にお腹の張りを感じるようになります。

妊娠中のお腹の張りを引き起こす原因には、子宮を支えている複数のじん帯が引っ張られたり、お腹の表皮が突っ張ったりすることも挙げられます。これらは医学的に悪い影響がある訳ではないものの、皮膚が急激に引き伸ばされるとお腹にシワのような妊娠線ができてしまうことがあります。

胎動や前駆陣痛がお腹の張りにつながることも

妊娠中期から妊娠後期にかけては、胎動がお腹の張りの原因になることがあります。お腹の赤ちゃんが動いた時の張りであれば、しばらく安静にしていれば自然におさまるでしょう。また、妊娠後期のお腹の張りは「前駆(ぜんく)陣痛」という本陣痛のリハーサルのような症状の可能性もあります。不規則に続き、痛みが徐々に強くなるようなお腹の張りは、出産が近づいているサインかもしれないので産婦人科に連絡しましょう。

日常生活の過ごし方にも気をつけよう

日常生活の過ごし方の中にも、お腹の張りを引き起こす原因があります。
・ 疲労
・ ストレス
・ 冷え
・ 長時間動き回る
・ 長時間の立ち仕事
・ お腹を締め付ける服装
・ 性行為
・ 便秘

疲労やストレスは子宮を硬くさせやすく、性行為は子宮を収縮させるホルモンの分泌を促進させます。また、妊娠中はホルモンバランスの乱れが原因で腸の働きが鈍くなり、便秘になりやすいです。特に妊娠後期はお腹の赤ちゃんがどんどん大きくなるため、腸が圧迫されて便を排出しにくくなることも、お腹の張りにつながる原因の一つです。


まとめ
妊娠後期に現れるお腹の張りは、出産に向けた母体の変化をはじめ、胎動や前駆陣痛など原因は多岐にわたります。疲れやストレスが溜まったり、長時間動き回ることもお腹の張りを強める傾向があるため、日常生活の過ごし方にも気をつけたいところです。妊娠後期のお腹の張りは自然なメカニズムとして発生するものがほとんどですが、中には強い痛みや出血を伴うなど、看過できないケースもあります。お腹の張り方がいつもと違うと感じたら、すみやかに産婦人科で診てもらいましょう。


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