妊娠後期のむくみ

2016/08/29

妊娠後期に現れる手のむくみの原因とその対処法

この記事の監修/執筆

専門家監修記事

妊娠後期に現れる手のむくみの原因とその対処法

妊娠後期に、むくみの症状に悩まされている方は多いのではないでしょうか。今回は妊娠後期に見られる手のむくみの原因と対処法についてご紹介します。

妊娠後期に現れる手のむくみ

むくみの症状が現れる箇所として連想するのは、顔や足なのではないでしょうか。血液中の水分が、身体の細胞に溜まってしまうことで起きるむくみは、血液の循環が悪くなりやすい手や足の末端部分に症状が現れやすいといわれています。そのため、手にむくみの症状が現れる人は、足にも同じような症状が現れている場合が多いそうです。

血液中の水分が細胞に溜まってしまうのは、血液量の増加や、ホルモンバランスの変化、血流障害などが原因といわれています。妊娠後期に現れる手のむくみは、起床時に感じることが多いです。これは、妊娠したことによる身体の変化によってむくみが起きやすい状態になっており、さらにお腹が大きくなっているため横向きに眠ることが多く、身体の下に位置する腕が長時間圧迫されることが原因と考えられています。

ストレッチで手のむくみを解消

手のむくみを感じたら、まずは心臓よりも高い位置に手を上げましょう。こうすることで、重力が働き、手に溜まっていた血液や水分を心臓近くに戻しやすくなります。このとき手のひらで握りこぶしを作ったり、反対に広げたりといった動作を繰り返し行うと、早く効果を実感できます。

長く続くむくみは妊娠高血圧症候群の可能性も

妊娠中のむくみは、症状が夕方や夜にかけて現れ、一晩眠れば元に戻る程度であれば、あまり心配する必要はないといわれています。しかし、一時的な症状ではなく、高血圧や尿蛋白が出ている場合は、妊娠高血圧症候群に陥っている可能性もあるので注意が必要です。妊娠高血圧症候群は重症化すると母体にも大きな負担がかかり、子癇発作(しかんほっさ)や、常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)、脳出血、肺水腫(はいすいしゅ)などを引き起こす場合もあるといわれています。

むくみ、高血圧、尿たんぱくの有無は妊娠中に行う定期健診で毎回チェックする項目です。健診の際に医師から特に注意を受けていなければ、心配ないことがほとんどだといわれています。しかし、これらの項目については自分でも意識し、気になる場合はかかりつけの医師に相談しましょう。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加