妊娠検査薬のタイミング

2016/09/12

フライング検査で陽性…その後化学流産した場合

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

フライング検査で陽性…その後化学流産した場合

妊娠検査薬は生理予定日1週間を過ぎても、生理がこない場合に使うことが殆どです。今回の相談は、早めに検査をして陽性反応が出てから、その後の反応は陰性になり生理が来たとのことです。これは化学流産なのでしょうか?専門家たちの回答を見てみましょう。

30代女性からの相談:「このような場合は病院へ行くべき?」

妊娠が待ち遠しく、生理予定日1週間後まで待てずいつもフライング検査をしています。先日生理予定日にうっすらと陽性の線が見えましたが、これは着床したと考えてよいのでしょうか?それ以降毎日検査をして陽性判定の線の濃さが変わらなかったのですが、1週間後には陰性になってしまい、その後生理がきたので病院にも行きませんでした。化学流産だったと思うのですが、病院には行った方がよかったのでしょうか?(33歳・女性)

フライング検査の信憑性

待ちきれずに早めに検査してしまう心境は理解できますが、説明書に書かれた使用法を守らなかった場合の判定結果は、あまり参考にならないと考えてよいようです。

妊娠検査薬のフライング検査、ついついやってしまいがちです。しかし現在の早期妊娠検査薬のほとんどはフライング検査は推奨しておりませんので、その結果をまともに受け止めないようにしましょう。(一般内科看護師)
検査薬で陽性でも、その後生理が始まれば化学流産の可能性もありますが、生理と思われる出血でしたらそのまま様子をみてください。生理予定日を1週間以上過ぎても生理がこないようなら、検査薬の判定に関わらず、病院で検査を受けた方がよいでしょう。妊娠検査薬には使用する時期や判定法について説明書に記載されていますので、この条件を満たしていない場合、正しい判定はできないとお考えください。(産科・婦人科医師)
早期妊娠検査薬の判定の結果としては、生理開始予定日の3日前に使用して陽性反応が出て実際に妊娠していた比率は50パーセント程度です。生理開始予定日2日前の使用では70パーセント程度で、生理開始予定日1日前での検査では85パーセント程度という確率で正確な反応が出ているといわれています。つまり予定日より1週間も前であれば、参考にならない検査結果となってしまいます。(一般内科看護師)

最終的には受診をして確認を

妊娠検査薬で陽性反応でも、妊娠確定は病院で行われます。化学流産なのかどうかを確かめるためにも、病院で相談されることをお勧めします。

今回のが化学流産だったかどうかはわかりませんが、それを繰り返すようでしたら病院を受診してみるのがいいかもしれません。(一般内科看護師)
日本の検査薬は90%以上の信頼性がありますが、検査薬で陽性がでても妊娠確定ではありません。病院のエコー検査で胎嚢が確認されて、妊娠確定になります。また、検査薬で陽性がでても、胎嚢が確認できなければ子宮外妊娠の場合もあります。(産科・婦人科医師)

妊娠検査薬は必要条件を満たしていないと正しい判定ができませんのでご注意ください。今回のように化学流産が疑われる場合は、病院で相談されるのがよいでしょう。


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