調査・アンケート

2016/09/05

幼児期の「遊ぶ経験」は将来の「学ぶ力に」 ベネッセが調査

この記事の監修/執筆

ニュース編集部

幼児期の「遊ぶ経験」は将来の「学ぶ力に」 ベネッセが調査

子どもの「遊び経験」は「学ぶ力」に

近年、幼児期の教育や保育の重要性が明らかになっています。幼稚園・保育園で、子どもがいかに遊んできたかによって、その後の「学びに向かう力」に影響してくると言っても過言ではありません。

「学びに向かう力」とは、小学校入学以降の学習や生活につながる幼児期の学びとして設定した3つの軸のうちの1つ(他に「文字・数・思考」「生活習慣」)であり、好奇心・協調性・自己統制・自己主張・がんばる力などに関係する力を指します。

社会生活を営むうえで、生涯にわたってその人を支える基盤となる力と言えますが、この力を支えるのが園生活で「遊んできたか」すなわち「遊び込む経験」であると考えられます。

「遊び込む経験」とは、「遊びに自分なりの工夫を加える」「見通しをもって、遊びをやりとげる」「先生に頼らずに製作する」「挑戦的な活動に取り組む」「好きなことや得意なことをいかして遊ぶ」「自由に好きな遊びをする」の6項目のことを言います。

幼稚園や保育園での経験や環境を調査

ベネッセ教育総合研究所では、幼稚園や保育園、認定こども園などに通う年長児をもつ保護者を対象に「園での経験と幼児の成長に関する調査」を実施しました。

調査方法はインターネットにて行なわれ、調査時期は2016年2月19日~22日の4日間。幼稚園・保育園・認定こども園などに通う年長児をもつ保護者2,266人(母親2,060人、父親206人)を対象に調査されました。

「遊ぶ」=「学ぶ」 保護者の意識も違う

今回の調査では、子どもが「遊び込む経験」を多くしたと保護者が感じるほうが、子どもの好奇心やがんばる力などの「学びに向かう力」は高くなる傾向が見られました。

また「遊び込む経験」と友だちとの「協同的な活動」の経験には関連が見られるなど、園で自由に遊べる環境や先生の受容的な関わりが大切であることもうかがえます。 一方、園生活を通した保護者の成長実感は全体的に高く、園便りなど園との接点から得る情報を子育ての参考にしているほうが、子どもの意欲を尊重する養育態度をとる傾向が見られ、そうした態度が「学びに向かう力」に関連している可能性もうかがえました。

外部リンク

ベネッセ教育総合研究所のプレスリリース

ベネッセ教育総合研究所HP


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